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ロートル作家は森の中にはいる 1

森の置くには危険がいっぱいのはずです。皆さんが行くときは十分な装備と知識を持って、

行くことをおすすめします。自分はもちろんいったことがないですけどね。

山ならあるんですけどねぇ…。

 ロートル作家は森の中にはいる 1





 実にぐっすり寝ていた…。

 まぁ、奥で二人で縮こまっている姿を見たときはちょっと心配だったが、

 概問題なーし!荷物も全部無事という快挙。

 まぁ、いつも通り俺しかあけられないように、

 入り口には空想術がかかっているので、彼らは外にも出れなかったんだけどね。

 しっかりとした睡眠により、消費した分の空想値も、

 回復したのでそこも問題なし。


 インスタント空想術の方は、だいたいのものは、

 一から三くらいで使えているので、 俺だけが使えるであろう、

 あの真・空想術よりはコストは安いんだよな。

 それになるべくなら、人の前で真の方は、避けたいところもあるしな。

 アレこそ結構やばい術だろうから。



「さて…朝だ…だから、おはようございます!!」


 ちょっと大きめな声で二人を起こしにかかる。


「うぉお!なんだ何か来たのか?

「え?え?え?…」


 寝ぼけがひどいな…まぁいいけど。


「いや、朝だから起こしただけだよ。飯も食わないとな」

「あぁ…たしかに…そうだ…ナガラありがとう」


 おや?俺と松はだいぶ仲良くなったのか?それとも違った意味でか?

 警戒という意味も含まれている方が、どちらかという納得行くんだがな

 まぁ、万が一にもこれで絆が組めれば万々歳だけどな。

 今後のことを考えれば力は大いにこしたことは無い。

 数は力だからな。



「え?え?…?」


 マーガレットはまだ起きていないようだ。

 とりあえずは、昨日買っておいた、食料からパンと水、

 それとオグリノを一個とってそれぞれ二人に渡す。


「はい、朝飯な、それを食ったらさっさと、家つくりを始めるからね」


 俺は二人に早めに飯を食って、出かけることを伝える。

 程なく準備も整ったので、近くの森の奥に向かって入っていく。


「僕は森の奥に行くのは始めてだ…」

「わ…私もです…」

「あぁ、うん、俺もだけどね」


 そこにさらっと俺も加わる。

 森の奥は普通に危ないのでやめとけって、カタルが言ってたからなぁ…。

 まぁ仕方ないさ、奥ばったところに行かないと、

 すぐに見つかる気がするんだよな。

 それじゃあ意味がなかろう?鬱蒼とした木々が生い茂り

 、奥へ行けば行くほど、密集具合は強くなり、だんだん森は暗くなってくる。

 ようは太陽光線がなかなか、下まで届かないからなんだろうな。



「ひっ…あ、兎か…」

「あぁうん、兎だな…よし!」



 俺はひゅうっという音とともに近づいて、兎先生に一撃加える。

 兎は避けきれずに、ダメージを受け気絶する。

 それの手足を縛り動けないようにしておく。予備食ゲットォオオ!



「う…うさぎ…」

「諦めろマーガレットアレは俺たちの血となり肉となるんだ…」



 まぁそうなんだが、殺し辛いからやめてくれ…。

 休憩と称し、近くの木陰で二人を休ませる。

 その間に、本格的にナイフで止めを刺し、血抜きをしておく。

 あうあう言いそうな顔で、マーガレットが見ているが、

 緊急時なので気にしない。


「まぁ…無駄な殺生ではないんでね…気にするな。

 大事な肉なんでね」


 松は仕方ないといった仕草、マーガレットは若干目を潤ませるも、

 松と同じように諦めたようだ。



 俺たちは兎を見事ゲットし、一時的な休憩を終えて、

 目的地である森の奥の泉へと向かって行った。



いつもご覧になって頂き、誠にありがとうございます。

『ロートル作家とおとぎの異世界』68話です。

よろしくお願いします。出来れば評価も願います。

ではまた次回で…。




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