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ロートル作家は事情を聞く

今回は短めですみません。

 ロートル作家は事情を聞く






「あ、松…さん(照)」

「やぁ、マーガレット!良く来てくれたね!」


 どうやら先程聞いていた、彼氏?らしい。

 茶色の髪は緩やかなウェーブがかかっており、

 けっして華奢ではなく、アレはきっと、

 細マッチョと呼ばれる筋肉ではなかろうか。

 背筋はしっかりとしゃんとしており。目は優しく見える。



「あぁ…こりゃ非の打ち所がないイケメンだな(ウーム)」

「イケメン?それはなんだい?」



 俺は後ろ頭をかきながら、良いイケメンに思いっきり苦笑していた。



「改めて、君がマーガレットをつれてきてくれたのかな?ありがとう」

「そうなの、ナガラさんが私を松…さんの所へ連れてきてくれたのよ」



 瞳にハートが浮かんで輝いている。

 あぁ、いいねぇ若いってのは…。まぁ、俺も今は十五歳だけどね。

「ナガラという。町で偶然困っているマーガレットさんに出会ってね、

 人助けをしないといけない身なので、折角だから助けさせてもらったんだよ」


「あぁ、そうだったのかありがとう。しかし…それはなんだか、

 大変そうだけどやりがいがありそうだね、ナガラさん」


「ナガラで構わないよ」



 屈託なく、柔和で人懐っこい笑顔は本物かな?



「それで、君も困ってるんだね?(苦笑)」

「え?…あぁ…そうだね…僕も困っているよ(苦笑)」


「何を困っているのか良かったら聞かせてくれないか?」


 俺はそういいながら皿に残っていた最後の一口を口に運ぶ。


「大丈夫だよ松…さん、ナガラは神託を受けている人だから…」

「え?神託!!」



 神託の言葉に声が少し上がる、松。マスターの眉毛も少し上がった。

 どうやら余程凄いことなんだなぁ…。



「えぇ…まぁ…困っている人を助けなさい…という神託を受けていますが…」

「そうですか…神託を受けた方でしたか…。

 なら…ご相談しないわけにもいかないですよね…」



 松はそういうと、少し重くなっていた口をゆっくり開くと、

 自分たちの境遇と望みとそれに纏わる困りごとを話し始めた。

いつもご覧になって頂き、誠にありがとうございます。

『ロートル作家とおとぎの異世界』61話です。

今回は短めですが、どうかよろしくお願いします。

ではまた次回で…。




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