ロートル作家は九死に一生を得る
神様とか仏様って毎日何をして暮らしてるんですかね…。
異世界本当行きたいわけでして…妄想力を空想力に変えて
エナジーチャージしましょうか…。
ロートル作家は九死に一生を得る
ん?なんですか?いま、なんといいました?
「死なせるわけには行きません!」
おう?もしかしてあれですか?死にかけて、
マジ神様みたいのキテマス?
まぁもうそんなの来ちゃったら覚悟決めるしかないか。
「だ・か・ら! 死なせるわけには行きませんっていってるでしょ?
…ん…ああ…いってるであろう?」
絶叫後に砕けて、慌てて戻した…。
あれだな…アレのにおいがするな。
「なんか急に砕けたな…」
「……コホン。どうでもいいでしょ?もう!助かりたいの?
死にたいの?死ぬの?死ぬ?」
どっかで聞いたような言い回しだな…流行ってるのかそれ?
「ああ、もちろんアレですよ…。助かりたいですよ。
そりゃね…こんな死に方はちょっとあれでしょ?
でもあれでしょ?お高いんでしょ?
信仰心とか、お金とかかかりません?」
「いや別にお金とか要らないし、ちょっと異世界で、
頑張ってもらうだけだから…」
へ?異世界といいました?まじか…。
いよいよ来たか…キマシタカ!
作家冥利に尽きるじゃないか。
毎日毎晩イアイア言いながら空に祈っていた甲斐があるわ。
「ああ、それで生き返るならありがたい!…とはいえだ。
ちゃんと帰ってこれるのか? この世界に戻れないんなら、
それはそれで…。 ほらさ、困るんだけどね」
「ん~保障はできません。でも今までの人の何割かは帰ってきてますよ。
水は綺麗だし、ご飯は美味しいものが多いし、綺麗なお姉さんたちも多く、
景色もとってもとってもいいところですよ?」
まじめそうな女神様?はだんだんラフな口調になっていくと、
異世界のいいところアピールを猛烈にはじめる。
なんかすごい必死だ…助けてもらってなんだが、
ノルマとかありそうな勢いだな。 なのでちょっと濁して、
答えてみることにした。
「いやあ…とはいえ…色々あるしなぁ…」
「いいところですよ?」
「いやあ本当悩む~」
「いきましょう」
「でもね…」
「ああもう…選択肢は二つしかないのわかる?
いくの?死ぬの?」
まぁ、最初からわかってたけどね、そうくるよねそりゃ。
俺の対応にイラっとしたのか女神様?は急に強い口調になってくる。
少し遊び過ぎたようだ。すまん。
「いかせていただきます!」
俺は意識の中でしっかりと平伏し。
願ってもない女神??の申し出を、受け入れることにした。
ただ色々気になっている点がある。
さっき俺を放り投げた手とか?原稿のこととか?
あの寝ている雛方担当のこととか、
何よりこれから行く世界のこととか…。
そうそう、そもそもだが、会話って向こうでできるのか?
「あ、女神様~?
「なに!まだなんかあるの?死ぬ?」
やはり少し遊びすぎてしまったかな…。だいぶキツクなっている
「いやいや、殺さないでくれ。大事なことなんだよ。
言葉とかダイジョブなの?」
「大丈夫だ問題ない…細かいことは、追々途中で言うから」
おい!それ、結構使い古されてるし、
大丈夫じゃないことが多いんじゃないか?!
ならこっちだって、負けるわけにはいかない。
一応あの有名人のまねをして、つっこんでみた。
「あ、おい…ちょ…ちょっま…」
「マチマセン!」
最後まで言い切れないうちに、俺の意識はごっそりもっていかれた。
これもそういや使い古されてるな…。
ようやく女神様のターンです。
なんとか毎日載せられててほっとしてます。
誤字脱字、感想などありましたら是非宜しくお願いします。
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深夜になってしまうな~更新が。
評価も是非是非宜しくお願いします。