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ロートル作家は機能を色々確かめる

風呂上りには珈琲牛乳ですよね…?違います?

とりあえずは機能チェックでしょうということで、新しいシステムのチェックです。

なんでもチェックチェック。チェックは大事ですよね?

 ロートル作家は機能を色々確かめる






 まずは…入り口のドアをじっと見る。鍵のないシンプルなドア。

もち手のあるドアノブがある。金属製か…。鍵がないのは困るな…。

とりあえず、アレを試してみるか…。


じーっとドアを見る。目の前ではなくその奥、

言うならその物を見る様に見る。ピコンと音が鳴った。






『ドア:鍵のないドア。誰でも開けることが可能です。

編集しますか? YES/NO』






「YES!」




『残り時間1分』




お、長いな…。まぁそこまでの時間はいらないけどな。



『ドア:鍵のないドア:ナガラが許可をしないと開かないドア:

効果は30分』



どうだ…?コレだとやりすぎか…?



『文章の改変(ドアに対して)を了承します』



よし!!


もう一度ドアを見る。



『ドア:鍵のないドア:開けるためにはナガラの許可が必要となる。

時間はあと29分…』



完璧じゃないか。


さて急ごう。慌てて、『ステータス』をひらく。


昼間見ていたメールを開く。



『…追加機能と絆について説明をします…。


追加技能


肉体

若返り:15歳から開始


特徴

かなりもてます:女性⇒恋心を持ちます。男性:こいつはいい奴だと思います。



上記二つを追加とします。頑張れ!異世界ラブ!』



あいつ…面白がってるのか?いや仮にも神だしな…。

ん~悩みどころだな、まぁ、いい…!次だ。


『ふふ、やっぱ異世界での恋は大事よ(キラッ)

さて、もてるあなたはこれを知らないといけませんね』


はいはい…ありがたいありがたいと…。


『絆システム』…日々昇華されて行く、出会いの行方を数値化したものです。

これから先に、仲間や友人、協力者を得られるかどうかは、

全てあなたナガラの行動如何によります。


今、どこまで関係が進んでるのかな?

あの子とは…あの人とは…?

そんな、お悩みをズバリ解決するのが、絆システムです。

では、論より証拠ですので、まずは見てみましょう…』





『さて、ではまずは最近知り合った、人の名前をタッチして見ましょう』





じゃあ、ユーリにしておくか…。

ただ何か微妙な感じがあるんだよな…恐れずに見てみようか…。



『ユーリを確認します』



あ、YES/NOは出ないのね。



『確認完了…。村娘⇒村長の孫娘/性別:女性/

年齢:ナガラより上らしい/状態:恋する乙女:70』



ははは、やっぱりか…アレか?ハーレム路線か…?

女神様も好きだね…本当。って実際の俺は40だぞ?

いいのかそれ…。


『それが今あなたが関係を持っている者との、友好関係の度合いです。

恋愛状態に相手がいるときは気をつけてください。

乙女心は怖いですよ? さて…今女性を試したなら、次は男性をどうぞ…』



ん~じゃあ、村長でいいか…オージ…っと



『オージを確認します』



ここは一緒か…。



『確認完了…村長:ユーリの祖父/性別:男性/

年齢:ナガラよりかなり上らしい/状態:見所はある奴だと思っている:30』 



他の家族を見たところ、両親はオージーと同じ、30。


弟と妹は、50、ヒーローみたいに見えているらしいからそれでかなり高いのかな?



『さて…コレでおおよそは理解できましたか?では…そろそろ、本題に入ります』



あ、まだ、本題じゃないのかよ。



『本題:ミッション!ハジメの村の困っている全ての悩みを解決せよ!

おまけ機能:地図追加…っです。この村には困っている人がいます。

その数はおよそ10人…。それぞれ困った人が居ると地図上には

、困った人の顔が現れます。この村ではさすがにありませんが、

場合によっては嘘の困ったもあるので、注意してください』




なるほど…困ったちゃんではなく、困っている人がいるわけだな。

それを解決しろと…解決すると感謝が手に入るわけか…。


感謝は俺の力になるわけだから、そりゃ多くの感謝を集めないと、

元の世界へは還れませんよと…そういうわけだな。


やれやれだ…。



『他にも色々隠されていますが、それはまた追々にでも、

お話ししますので楽しみにしていてください。

それでは、良い旅を…追伸、メッセージを使えば、

私に色々聞いたり出来ますので…』



ああ、コレアレか、俺が布石を打っておいた、

こっちの世界での通信手段か…。

一応気を使ってくれてるのな…まぁ感謝しておこう。


さて…明日からちょっと忙しくなるぞ…。

ここは恐らくこの村での拠点となるのだろう。

そこそこに、オージへの好感度を上げておいて、

しばらく滞在させてもらうか…。






『後30秒でドアへの文章改変の効果が切れます』






30秒後きっかり、ドアに感じられていたナニかが消えた。

ためしに普通に開けたら開いたので、間違いないだろう。

ふと廊下から続く二階の踊場の先、ユーリの部屋が見える。


ありがとう…ユーリ。何か俺のせいでキミを、

巻き込んでしまったが、ここはカンベンして欲しい。


心中で少し謝ってから俺は自室のドアを閉め、ベッドに潜り込む。

今日は色々あったせいなのか…暫くしたらすぐに深い眠りへと落ちていった…。

いつも、『ロートル作家とおとぎの異世界』ご覧になって頂きありがとうございます。

風呂のあとは確認。そんな18話です。


感想、評価、それに誤字脱字色々お願いします。


更新ですが、ストックも切れかけてきているので、

二日くらいに一話となりそうです。何とか毎日とは思っているのですが…(思うのは自由ですから)

ではまた次回でお会いしましょう



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