ロリとプルン
あばよっと牢屋にある空洞に飛び込んだマサルさんですが、何としても脱出してバビルちゃんに伝えないといけない言葉があります。
JSフォーのバビルちゃんには興味がないと……………………
だが、体操着はその内に必ず取り返す事を誓う、それは人として当然な事、ロリの道、人の道である。
バビルちゃんに、興味が無い事を伝えたら悲しむだろうか? エチーな事してもいいから嫌いにならないで~ と泣くかもしれない。
でも、伝えなくてはならない! そしていくらエチーな事をしても良いと言われても、嫌いになったわけじゃない!
興味が無くなっただけだよと伝えるために、そしてマサルさんはYESロリータYESタッチな男ではない、YESロリータNOタッチの紳士だと教えてやらねば。
「フフフ………… 心配はないさ! 君がJSファイブになったら、また会いにくるさ…………」
イカン、イカンな妄想してた事が口から漏れてしまった…………
思った事をそのまま口に出しちゃうのはヤバい兆候だ、まるで変質者ではあるまいか? 気を引き締めなければイカンな。
薄暗く狭い通路をスマホで照らすと随分と奥が深いようだ、見張り番に気づかれても面倒だ急ごう…………
全裸で脱出中ゆえ歩くたびに、オチンロンが太ももにぶつかり合い、右へ左へプルンプルンとなってしまう、すこぶる気になるマサルさん!
チンポジにはこだわりがあるほうなんで。
歩いていて気がついたのだが、どうやらこの通路は元々は自然な鍾乳洞に人がに手を入れた作りあげた物のような気がする。
壁を見ると岩肌が剥き出しなのに、妙に歩きやすいからである。
そして、通路の向こうから涼しい風が流れこんでくるどこかで地下水でも湧いてるのかもしれない。
ともあれ風が流れているのだからこの先に出口があるのだろう。
と思ってた時期はマサルさんにもありました…………
「オイオイ! 40分位、歩いているがまだ先があるのかよ~」
ひたすらに一本道を歩き続けマサルさんは相当に疲れてきてる。
今の所は追っ手は来ていないようだが油断はできない、疲れているがもう少しペースを上げるかなどと考えていると、少し先の通路の壁に変化が見える。
「扉のように見えるが? 何故、壁に扉が?」
マサルさんは、少し重い木の扉を慎重に開いてみた、部屋だ、小さな小部屋があるのだ。
スマホで室内を照らすとテーブルがあり、その上に埃にまみれた木箱が置いてあるのが見える。
「何か入ってるのか?」
追ってがいつ何時くるかわからない状況では、無視して進むのが得策だが…………
脱出に必要な物資や道具が何かあるかもと、考えたマサルさんはリスクを承知で木箱を開けてみた。
木箱の中を明かりで照らすと、指輪が二つと小ぶりな宝石が一つ入っていた。
「あまり役に立たないな…………」
マサルさんは、深いため息吐き移動を再開しようと思ったのだが、木箱のそこに一枚の紙があるのが見えたのだ。
「紙? イヤこれはメモなのか?」
マサルさんは、紙を手に取りさらに明かりを近づけると文字が見える、日本語が書いてある。
「マサルさん以外に、ここに日本人がいたのか?」
紙に書いてある文面を読み始めるマサルさんだが、紙がボロボロで読みづらい。
読んでみると…………
この文字を読んでいるのが日本人だと願う………… 私は日本から転移した※※※※だ。
紙がボロボロで名前の判別が付かないがしかない、先を読んでみよう…………
もうこの世界に来て10年は過ぎているだろう、私は奴隷狩りに捕まり、この採掘場で強制労働させられていたが、この通路を発見して逃げ出したのだ。
逃げ出して今は数年経っているが、私の後に日本人が転移してきた人が来る可能性を信じて、またここに戻って来て手紙を残している。
まず、あなたが日本に帰れるタイプの転移者かどうかわからないが、二通りあるのを憶えておいてくれ。
招かれた者は誰かに手を引かれ転移した者だ、手を引かれた記憶もなく突然異世界にいた者は、招かざれる者だ結論から言うが、招かれた者は転移した場所から日本に帰れるだろう。
「ふむ………… マサルさんは招かれた者だから祠まで行けば帰れるわけね」
んで続きは…………
招かざれる者だが、未だ帰還方法が見つかってない、私も日本に帰れないのだ。
この世界中をさまよい期間方法を探したが、方法は見つからなかった、もしかしたら帰れるかもと死ぬ思いで手に入れた、アーティファクト空間転移の指輪でも日本に帰れなかった。
「ヘビー過ぎる話だな、マサルさんなら心が折れて死んでるかもしれない…………」
この世界で苦しむ同胞よ、残したこれらの指輪と宝石を金銭にでも変えて、路銀にして帰還方法を探すか、この指輪の能力を使いこの地で生き残る為に使ってくれ。
最後に日本人として忠告する、ここは異世界だ! 身の危険を感じたら迷わず相手を殺せ! ためらうな! 大事な人ができても守れずに失うのは私だけでいい…………
ん? もう一枚紙がある? どうやら二つある指輪の説明のようだ。
一つは、空間転移の指輪、指輪をしてイメージできる所ならどこにでも空間転移できる。
「中々にスゴイ物じゃない!? 本当に頂いていいのかしら?」
もう一つの指輪は、付与の指輪この指輪には何の能力もないが、大事な記憶一つを代償に能力を付与できる、アーティファクトだ。
炎の魔法が使えるように指輪に願っても良し、身体能力が上がるように願うのもありだ。
ただしこの指輪の効果は夜明けから夜更けまでの間の時間しか効果がない、夜になり指輪の効果が切れても翌朝にはまた能力が使えるので心配ない。
大事な記憶を代償にか………… 何かを得る為に代償を支払う、世の中の心理だな。
リスクは大きいが、マサルさんの願う能力が付与できるならと考えている内に、マサルさんは欲望に負けて指輪を握り締め指輪に願っていた。
「肉体年齢を11歳にしてくらさい!!」
イカン、イカンねマサルさん、またもや思った事を口に出してるよ悪い癖だな注意しなくては。
握り締めていた指輪の宝石の色が青から赤に変わっている…………
説明が書いてある手紙の続きの文字を読むと、指輪の宝石の色が青から赤に変われば付与完了らしい。
ふむ………… 何やら大事な事を忘れた気がするが、後悔はない! だって何を忘れたかもわからないからだ…………
おやっ?説明文にまだ続きがあった、マサルさん説明書は読まないタイプの人だけど一応読んどくか?
ただしこれは呪いの指輪だ! 指輪をはめたら外れなくなる、そして寿命が半分に減るだろう呪いの解呪方法はあるらしいが未だ不明と。
「呪いってなんだよ!! 怖くて使えねーーよ!!」
正直に言うと、この指輪の効果を知った時に全身が震えるほど歓喜した。
JSフォーのバビルちゃんに指輪を装着すればJSファイブのバビルちゃん誕生なんて、生きててよかったと思えるアイテムだが、呪いはイケナイ!
ロリっ子を守るガーディアンとして、少女の体に呪いだなんて危なそうな物を使うなんて鬼畜な事は許されない! NO! 絶対にダメ!
んで残った宝石は、何の効果もない普通の宝石なわけね、呪いの指輪と宝石は換金で決定だなこりゃ。
「さてさて、空間転移の指輪を付けてイメージなのよね?」
きばってイメージ!! 山の祠………… 山の祠………… 気合いを入れて山の祠…………
頭に青筋が浮き出るほどに気合いを入れイメージ。
パプー…………………… モリモリ…………
マサルさんもいい大人、何か出た気がするがそんな事はない気のせいである。
今度はきばらずに冷静にイメージ、イメージトレーニングに定評があるマサルさんならやれるはず!!
「山の祠…………」
マサルさんの目の前の景色がぐにゃっとして、山の祠の前に到着!
目の前には祠が見える! 近くには、この世界に来たばかりの時に遭遇したデカイカブト虫の姿が見える。
空間転移成功だ…………
「やっと帰れるぞーーーーーー!!」
マサルさんは右手をぐっと天に突き上げ、拳を握りながら祠の扉を開きくぐった。
次回更新は明日を予定しています!