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ロリと父乳




獄長ジャスミンを何とか倒し、帰還途中でございますが、マサルさんとドガンの小競り合いが騒がしく少女が目を覚ましたようです。



「むむっ! おいコラ大変だぞもじゃ! 少女が目を開けているぞ? 通報か? 通報されちゃうのか?」



「落ち着けマサル! 言葉の意味はわからんが腹をすかせてるようじゃぞ?」



「そっそれは! 一大事じゃないかね!」



 父性の心は乳心と、昔の人が言ってたりなかったりで、少女との触れ合いにより父性溢れるマサルさんはシャツを脱ぎ。



 胸を手でよせて上げるとギリギリAカップ…………



「さあお嬢ちゃん、オジサンの父乳を飲みたまえ」



 少女は暗い顔をして、顔を左右に振りマサル乳を拒否、この少女は遠慮しているのだろうか? 



 子供の遠慮はイカンよ?



「何か食べる物がいいのよ」



「oh...ミステイク! そうかオジサンが間違っていたな、待っていなさい」



 ドガンの姿を見ると、ドガンも自分の胸をよせている!


 以外にも寄せて上げるとDカップで巨乳じゃない! ドガンと目が合ったのだがドガンは恥ずかしそうに目をそらした。


 気持ちはわかるぞドガン! お前も少女との触れ合いで父性が芽生えつつあるのだろう?


 マサルさんはバックパックから、カ〇リーメイトをダースで出して少女に与えた。



「そう! そうだ! そうやって袋をムキムキして食べるんだ………… エクセレントだ袋を()いて食べれるなんて、この子は天才か!」



「おいしいのよ」



「そうか! おいしいかフルーツ味が食べれるなんて、大物の才能をビンビン感じちゃうわ!」



 少女は小さな口で、一心不乱にカ〇リーメイトを食べている、よほど腹がすいていたのだろう…………



 ドガンの姿が見えないと思ったら、どこで採取したのか毒々しい色のキノコを両手一杯に抱えている。


 まさか! その毒々しい色のキノコを、少女に与える気なのか?


 ドガンよ、自分も少女に食べ物をあげたい気持ちはわかる、でもそれはダメだろ!


 マサルさんは、ドガンの目を見ながら顔を左右に振り、ノン、ダメのゼスチャーをした。



「なぜじゃあ~ マサル! ワシが採取したキノコのどこが悪いんじゃ~!」



「やかましいわ! そんな怪しいキノコを食べさせられるか! どうしても食べさせたいなら、まずはお前が毒見しろドガン!」



「食べればいいじゃろ! こんなスゴイ色したキノコなんてウマイに決まっとるわい!」



 ドガンは毒々しい色をしたキノコを、ほうばるように食べている。


 頭の弱いドガンの姿を見て、不憫(ふびん)に思ったマサルさんは手伝ってやる事にした。



「ふご! ふごっもう入らない…………」



「遠慮はイカンよドガン! ほらまだ口の中に入るぞ~」



 優しいマサルさんは、キノコをドガンの口の中に詰め続けた…………



「おっ? ドガンは腹が(ふく)れて、お(ねむ)か? しょうがない奴だな」



 ドガンは、チアノーゼ(呼吸困難)みたいな青紫色な顔色で寝ている、ドガンも色々あって疲れているんだろう…………


 さて楽しい少女の楽しい食事観察に戻るか。



「どうだ~ おいしいか? もっと食べるかな~? 」



「みっ水なのよ」



 少女の顔色が青白い、喉にあんなパサパサな食べ物を無理矢理詰め込んだら窒息しかかるのは当然だ。



「こりゃイカンよ! 早くオジサンの父乳を飲みなさい!」



「お水が欲しいのよ…………」


 マサルさんは、ややガッカリした顔をしながらバックパックを開けてペットボトルを取り出しフタを開けた。



「ほら!お水だよ飲みなさい」



「んぐ、んぐ、んぐ、ぷは~」



「食事は逃げないから、もっとゆっくり食べなさい」



「だって、お腹がすいてたのよ」



 少女の姿を見ると、同じ年頃の幼児とくらべてもやや痩せ気味ではある、今まで栄養状態が悪かったのだろう。



「食べながらでいいから聞いてね、お名前は何かな?」



「ハグハグっ わかんないのよ」



「じゃあ~ お家はどこかな? 後で親御さんの所へ連れていってあげるから」



「ハグハグっ 知らないのよ」



 奴隷採掘場にいた少女だ、何か複雑な事情があったのは予想できるが、名前もわからないか…………


 同じ地下牢にいた、ドガンなら何か知っているかも知れないのだが、呼吸もしないで眠りこけている。


 最近よく聞く、睡眠時、無呼吸症候群すいみんじむこきゅうしょうこうぐんって奴かもしれない、

メタボリックなオッサンがよくなるそうな。


 まったくしょうがない奴だと、マサルさんが思いながらドガンの腹を踏み抜くと。



「ゲホッゲホッ…………」



「お~ ドガン起きたか? ダメじゃないか睡眠時でもちゃんと呼吸しないと、心筋梗塞の確立が上がるらしいぞ?」



「ワッ ワシッ多分死んでた…………」



 ほほう、つまらない奴と思っていたが。


 ちゃんと冗談も言える男なんだな、こいつとは意外にウマイ酒が飲めるかもと、人間観察が得意なマサルさんは思った。



「んで、この子の名前とか親を知ってるかドガン?」



「ワシ、こいつに殺された…………」



「その手のジョークは、二度聞くと寒いだろ! そんで知ってるのかよ?」



「知らんわ人殺し! その子は牢に来た時から、記憶が無かったんじゃ!」



 何と、あの子が不幸すぎてマサルさん泣けてきたよ、ドガンも生きていて良かったと泣いている。


 アイツも良い男じゃないか…………


 マサルさんは、あの少女を一度保護をして落ち着いたら、親元を探してやろうと考えていたが。


 決めちゃったわ、あの子を自分の娘として育てようと…………


 こんな世界に、あの少女を放置したら死ぬ確率の方が高い、だったらマサルさんが引き取るのが。



 人の道って奴ではなかろうか…………



 少女は、よほど緊張していたのだう、食事を終えると緊張感の糸が切れうたた寝をしている。


 無理もなかろう、牢にいたはずなのに気が付けば知らない大人二人と山中にいるのだ。



 マサルさんは、少女を起こさないようにそっと抱き上げ小声で



「ドガン、バックパックを持ってくれ」



「これじゃな殺し屋?」



「シー声がでかいぞ、 ほら空間転移するから捕まれ」



 今日は、思わず大量殺人をしてしまったが、殺し屋呼ばわりは酷いと思いながら祠に転移するマサルさん。



「最初に言っておくが、ドガンとこの子があちらの世界に転移できる保証はないぞ」



「わかっておる、この祠を通ればウガン様のいる世界に行けるんじゃな? 多少の危険は覚悟しておる」



「ドガン、もし転移が上手くいかなったら、一時でいいからこの子を頼む、すぐにマサルさんが迎えに来て、絶対に引き取るから」



 マサルさんとドガンは、日本に転移できなかった場合などの、取り決めをして。



「ドガン、マサルさんの手を握れ…………」



「握ればいいんじゃな?」



「じゃ~ 行くぞ…………」



 マサルさんは、何者かに手を引かれてこの世界に来て招かれる者となったわけで。


 マサルさんが、ドガンと少女の手を引き祠に入る、条件としては同じはずなんだが。


 確証がないため、少々不安になりながらも。


 マサルさんは、右手でドガンの手を握り、左手は少女を抱えながら何とか少女の手を握りしめて三人で祠をに入った。


 体に、異世界を通る時特有の軽い違和感を感じながら、マサルさんは気が付けば祠を抜け日本にいた。


 マサルさんの腕の中には、少女がいて右手には汚いもじゃがいる。



「ここが、マサルさん達が住んでる街、赤羽だ…………」



「この世界にウガン様がいるのか」



「ああ、すぐにでも会いに行こう」



 ドガンは、きょろきょろと辺りを見回し、異世界とのカルチャーギャップに驚いている。


 さてここからだと、ウーさんの店まで歩くと20分くらいかかるな、素直に歩くのもメンドクサイ。


 今日のマサルさんは、お疲れなのだ。



「マサル! スゴイ世界じゃな、馬車が馬も無しに走っとる」



「その内になれるさ」



「そんな物かの?」



「あっ? タクシー ヘイ! タクスィーーー!!」



 タクシーに乗車拒否された、まあ仕方ないだろう。


 マサルさんは服がボロボロだし、ドガンはホームレスみたいで、少女は薄汚れた人形にも見える。


 うん、マサルさんでも拒否るな、しかたがないので歩いてウーさんの店に向かったらウーさんは、店の前で立っていた。


 そのウーさんの姿を見て、ドガンは走りだした…………



「ウガン様ーーー!!!」



「久しいのドガン、少し老けたか?」



「ウガン様! 200年ぶりにやっとお会いできましたな」



「ドガンよ、様はよすんじゃ………… 昔のように呼んでかまわんぞ」



「そうですな叔父上!」



 二人は抱擁し合い、本当に再開を喜んでいる…………


 二人の姿を見て、野暮はイカンとばかりにマサルさんは腕に抱えた少女に。



「マサルさん達も帰ろう…………」



 腕の中で眠っている少女に告げ帰路へと歩きだした。



男性にも乳腺がありますので、ホルモンバランスが崩れると、母乳がでるとか出ないとか

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