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こんな僕が生きてる
「こんにちは。」
「あれ?何してるの?」
授業の空きに一年生の仕事をしてた時に女子の先輩にたまたま出会った。
「今一年生の仕事してまして…」
「ふーん、いつもありがとう!いつもお茶作ってくれてるよね?」
あれ?なんで知ってるの?
「あれ?もしかして気づかれてないと思ってた?笑
先輩はね、後輩が思ってる以上に後輩のこと見てるんだよ!」
そうなんだ…
そんな風に僕を認知して見守ってくれていたんだ。
そう思った瞬間に何か温かくなるような感覚に出会えた。
何?
この感覚は何という感覚なんだろう。
でもこの時の先輩の真意を僕はまだ知るはずもなかった。