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自傷無色  作者: 吉川元景
5/8

このまま僕は消えていいのか?

ふらふらと心と体が一致してない…

あぁ懐かしい、昔の感覚だ。

今が夢の中なのが現実なのか分からない…

それが怖くてまた手首を赤で濡らす。


あーあ、久しぶりに派手にやったなと手首に包帯を巻いて長袖のパーカーで隠す…

大学に入って楽しいことが多かった。

楽しむ自分がどうしてもいた。

それは喜ぶことなんだろうけど、反動が半端ない。


こんな僕が生きたところで何万人の人は変わらない。

僕が手首を切ったところで何万人の人は僕に自殺願望者という札を貼り去っていく。

きっと部活のみんなもそうなんだ…

と思って気づいた。

こんなに人のことを気にして大切に思うなんて…初めてだ。

僕今、恵まれてる。

こんないい人達に囲まれてる。

僕、もしかして幸せな環境にいるの?

僕、もう幸せになっていいの?

そう思った瞬間に雨が降ってきた。


でも、もし僕が消えたところで何万人の人は変わらないし、僕を憎む人がいなければ損したことに変わりないや。

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