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自傷無色  作者: 吉川元景
2/8

君のようなひと、僕のようなひと

剣を握ることを選んだ僕は剣を一週間で手放すことになる。


「先輩、すいません」

僕は謝ることしか出来なかった。

入部して一週間でまさか剣が握れなくなると思わなかった。

まさか…剣道がトラウマになっていたとは…

「いいよ。しょうがないよ。勇気持って入ってきてくれてありがとう!ちょっとずつ慣らしていこう!

無理せずに一緒に頑張ろうね!」

そう笑って頭を撫でた。


なんでこんなに先輩は優しいの?

僕はいつの間にか君のようなひとになりたい…

そう思っていた。

これを"憧れ"というんだっけ?

でもそもそも僕らしいって何なんだろう…

僕は"僕"というものがないことに気づいた。

僕はまず僕らしいひとになることにした。




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