♯1 初恋
登場人物
橋本 優…高校1年生。初恋で飯田透を一目惚れしている女の子。
飯田 透…高校2年生。テニスが大好きでそれ以外興味を持たない男の子。
松本 真治…高校3年生。飯田透の憧れの先輩でシングルスのインターハイ優勝経験のある実力者。
神田 京助…高校3年生。テニス部の部長。
涼宮 波留…高校1年生。橋本優の親友。
半年前…
公式試合初日。
飯田透は部活の先輩である松本真治と一緒にダブルスに出場する。
『よろしくお願いいたします!』
二人の大きな声で挨拶をすると同時に笛がなる。
前半は自分たちのペースを維持できていたが、後半から相手のペースに飲まれてしまう。
『このままだと逆転されるっ!』
不安な思いの束の間、19対21で初戦敗退してしまう。
飯田透は松本先輩をインターハイに連れていくことが出来ず、泣いてしまう。
松本真治は泣いている飯田透の元に駆け寄り、励ます。
『透、十分良いものが見れたよ。』
『でも…』
不安な声で話しかける飯田透を松本真治は抱きしめる。
『今回は不甲斐ない結果になってしまったけど、透は来年もあるからそこでいい結果を見せてよ。』
『はいっ!来年こそは絶対に松本先輩にインターハイの世界を見せます!』
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春休み…
次の公式試合に向けて練習に励んでいる飯田透。
その練習を偶然見学しに来る橋本優。
『あの先輩の動き、かっこいいな…』
真剣にボールを追う飯田透の姿に心を奪われる橋本優。
この瞬間橋本優の"初恋"が始まる。
そして、入学式当日。
橋本優は春休みに見かけた飯田透のことが忘れられず、入学を機に彼の近くにいたいという気持ちからテニス部に所属したいと思うようになる。
たまたまテニス部の部長"神田京助"に出会い、入部届を提出する。
『神田先輩!私もテニス部に入部したいです!』
『おぉ!もしかして春休みにいた子かな?』
『はい!その時にテニスいいなぁって思いました!』
『良かろう(笑)。君の入部届受け取った。』
無事にテニス部の入部届が承認され、橋本優はテニス部に足を運ぶ。
その時の橋本優の目的はただひとつ。
『飯田透に振り向いてもらいたい。』
これをモットーに橋本優はテニス部に励んでいく。
そして、橋本優はテニスラケットを握り、練習を始める。
次回、♯2 初めまして。




