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はじまりの光

はじめまして。連載を開始しました。


この物語は、夢を手放さずに歩き続ける少女の成長を描いた物語です。

仕事・人との出会い・すれ違いを重ねながら、少しずつ前へ進んでいきます。


更新は定期的に行う予定です。

もし楽しんでいただけたら、ブックマークや評価で応援していただけると嬉しいです。


どうぞよろしくお願いいたします。

 王宮にほど近いローディック商会のサロン。

 室内ではドレスをまとったトルソーが立ち並び、光を受けて色とりどりに華やいでいる。

 普段なら流行に敏感な貴婦人たちが談笑するその場所で、今は二組の親子がくつろいでいた。


 幼児から少女へと変わりつつある愛らしい子ども二人は、何事かを耳打ちしてはクスクスと笑い合っておしゃべりに興じている。

 その様子を微笑ましく見守っていた男に、隣に座る女が話しかけた。


「ねえ、スタンリー。今日のサーシャのドレス、とっても素敵ね。うちのメリンダにも同じ物を作ってくれないかしら?」


「いいね。天使のような子どもたちがお揃いの服を着ているって、最高に絵になりそうだ。シンディに頼んで作らせておくよ」


「うれしいわ。お願いね。それで、そのシンディさんはいつ来るのかしら?もうかれこれ1時間は待ってるわよ」


 女は口をとがらせて、上目遣いで隣の男を覗き込む。


「彼女は根っからの仕事人間なんだ。商会と結婚したと思ってるのかもしれないな」


「私じゃ商会の女将なんてとても務まらなかったわ。あなたと婚約解消して本当に良かったぁ」


 言いながら男の腕に手を伸ばす。 男が苦笑しながら立ち上がると、女は名残惜しげに吐息を漏らした。


 子どもたちは一瞬おしゃべりをやめてそちらを見たが、やがてまたクスクスと愛らしい声を響かせた。

次話は本日中に投稿します。

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