レベル10の扉
俺の名前は平野創太郎。
イケメン天才カリスマブレイカーである。
この世界でブレイカーは最初にベースとなる超能力がもらえる。これを日本では「ブレイク」と呼ぶらしい。正直ネーミングセンスがない。
そして、俺らブレイカーは扉を壊すたびにレベルアップする。俺のレベルは未だ1。成長が遅すぎる。
今日本のアベレージのレベルは15程度。レベルが上がれば、新たなスキルがもらえるとかなんとか。あとポイントがもらえて、好きな能力にポイント振りができるらしい。俺の今のステータスはこれ。
平野創太郎:レベル1
クラス:アサシアン
力:1
速さ:3
体力:3
知能:1
感覚:2
ま、こんな雑魚ステータスだ。
でも、俺は
S級ブレイカー相当の強さの自信がある。
なぜって?それは俺の最強ブレイクであるこの...
「扉が開いた!!」
振り返るとレベル10の扉が開いている。このレベルの扉はレベル10以上の連中が攻略するもんだろ。ブレイカー達はまだかよ。
そう思いながらも扉から出てきた敵と対峙してしまった。
「今日はもう面倒くさいんだよ、さっさと死ね」
瞬間的な首が飛んだ。
「ま、レベル10もこんなもんか、ついでに攻略してやろう」自ら扉に潜り込む。
扉の先には花畑のような光景が広がっていた。
「とんでもない殺気がする」
瞬間背後に天使のようなものが現れた。
「出たな怪物!!」
創太郎は天使に剣で斬りかかる。
天使は指一本でその剣を折る。
「私のレベルは78、そして、最強の種族天使お前のような下等生物に負けるわけがないだろう」
そして気づいた瞬間には創太郎の体は真っ二つになっていた。
天使は宗太郎の死体を刻み扉を出て地球を侵攻しようとした。
天使が扉を開ける。
はずだった。
「何!?」
扉に触れている右腕が斬られているのである。
「確かに殺したはずじゃ!?」
創太郎は平然とし、立っている。
「死ぬってこんな感覚なのね笑」
ヘラヘラしている。
天使が創太郎に斬りかかる。
「%イメージブレード%」
創太郎はそのスキルで天使を斬首した。
ーレベルがアップしました!ー
レベルがついに上がった。
「ま、俺の最強ブレイクにかかればこんなもんよ」
彼のブレイクはブレイカー達のレベル、異世界生物の強さ、そんなものは関係ない。この世界で唯一の概念系ブレイク。常軌を逸した彼のスキル、その名も、
%クリエイター%
そのスキルの能力それは...
ーブレイク使用者の思考・想像が現実に具現化するー
平野創太郎:レベル5
クラス:アサシアン
力:4
早さ:6
体力:6
知能:4
感覚:4
振り分け可能ポイント:20