表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エクストラムマン2  作者: モッズコート
怪の三 敷咲村
40/58

第四十話

 怪人は隼人と勝平をよってたかって殴り、蹴る。

 どうすれば良いだろう。

 どうすれば良い? どうすれば良い? どうすれば良い?

 隼人は考える。動けば女性は殺される。

 再生せねば自分が死んでしまう。勝平も。

 殴られるついでに顔を地面に向けていく。

 あれをやるしかない。

 守術痕による身体能力の強化……! 一瞬の速度強化。

 肉体を稲妻に再構築して質量を減らす。


 三、二、一……いま!


「オラァッ!」

「なにっ」


 蹴りを食らわせると、怪異は女性を手放した。


「勝平、頼む!」

「任せろや!」


 宙に投げ出された女性を受け止める。

 そして飽きず殴りかかる怪人に蹴りを叩き込む。


「レディの目前だぜ」


 脚を叩き込んだ胸板を蹴り放って、背後の怪人の顔面に蹴りを入れる。


「がっつくなよ。隼人! 大丈夫そうか!?」

「ああ!」


 隼人は怪異の顔面を掴みながら大いに放電させる。

 感電! 感電! 感電!

 大いに感電! ものすごく感電!


「人質たァ生意気な……! テメェのその弱っちィ体躯じゃ真っ向勝負は負けちまうからなァ!」

「ぐ、うぅ! なんだそのパワーは!」

「知らんのか。気合いと根性だよ」


 隼人は怪異の腹を蹴り空に突き上げると、そのまま宇宙色の稲妻でそれを捕らえた。


「これで終わりにさせて貰うぞ」


 飛び出し、蹴りを叩き込む。


 人呼んで。


「〝昇雷〟」


 バリッ! と雷鳴が怒鳴る。


「さあ、お前の記憶を読ませろ」


 怪異の記憶を読み、裏地球への怒りをたぎらせていく。

 はるかに強く、はるかに聡く、はるかに深く。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ