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エクストラムマン2  作者: モッズコート
怪の三 敷咲村
35/58

第三十五話

 蕎麦を食い終わってから、皆で雪像展示にやってきた。

 どうやら他の観光客もいるらしい。


「うお、結構クオリティすごい」

「雪の城だ! やば! 写真撮ろ!」


 隼人はぱしゃぱしゃと写真を撮る。

 カメラ係だぜ、と張りきって、裕次郎だけでも六枚撮った。


「なんで僕ばかり撮るんだ君……」


 隼人はニッと笑う。


「なんでなにも言わないんだ……」

「いつか、思い出になると良いですね」

「そうだね……」


 隼人はスッテケテーと駆け出した。

「走ると転ぶぞ」と勝平が呼びかけ、その瞬間にすっ転んだ。


「お前もうすげー恥ずかしいよ」


 起き上がろうとして、ケツを押さえていると、腕を引かれる。立ち上がって見てみれば、そこには隼人の同い年ほどの少年がいる。身長は百七十程度。


「あ、どうもありがとう! 君優しいね! 俺は滝隼人! 君は?」

会津(あいづ)銀次郎(ぎんじろう)。よろしく滝さん」

「歳は近いだろうから呼び捨てでも良いのに」

「そうはいかねぇや。へへ、とりあえずよろしく」


 銀次郎は隼人に紙切れを渡して、手の平を揺らがせながら去って行った。


「なんだ、あいつ?」


 勝平は隼人に駆け寄りながら銀次郎を見る。

 隼人は紙切れを覗いてみた。


 疾風團連絡

 この村に怪異が潜伏している恐れアリ

 連絡はこちらまで 080-△△△△-○○○○

 貴方様の親愛なる担当 会津銀次郎



「なんか組織として完成するのはやーい」

「怪異が潜伏している恐れアリ……ってマジかよ。お前の冬休み休むときがねぇな!」

「仕方ねぇよ、怪異出現率最多の國だもん。お前はどうする?」

「お前に付き合うよ。いつでも動けるように準備しとくか」

「いつも悪いね」

「しょうがねぇよ。俺、お前の相棒だもん。相棒が殺されたら俺やだもん」

「ありがとう、いつも」

「うるせぇバーカ」



2010年頃の電話番号って080であってます?

2004年生まれのガキなのでわからない

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