表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
327/551

Е. б 豊穣祭 - 07(セシルの歴史教室:チョコレート)

ブックマーク・評価★・感想・レビューなどなど応援いただければ励みになります! どうぞよろしくお願いいたします。

 では、ここでちょっと歴史のおさらいなど?



~*~ セシルの歴史教室:チョコレート ~*~


 チョコレート。Chocolateですね。


 スイートからビター、スパイシーな味など色々。そして、形態も、ドリンクからチョコレートバー、お菓子やデザートに、またフレーバーとしてなど、多種多様に使われています。


 チョコレートって、世界中で、よく愛されている珍味の一つですよねえ。


 セシルの領地でも、“ブラウニー”が出てきました。一応、チョコレートは入れています。

 でも、やっぱり、高級嗜好品(しこうひん)として扱われていることが多いです。


 ですから、特別な豊穣祭に、年に一度だけ、セシルが大盤振る舞いで、領民達にチョコレート味のブラウニーをあげているんですね(なんて幸運な領民達なのでしょう)。


 チョコレートの歴史は、4千年近くにも及び、まず初めに、メソアメリカ(今のメキシコ辺り)で、初めのココアの木が発見されたそうです。


 メソアメリカ文明の一つ、オルメック(Olmec)が、カカオをチョコレートに精製したと言われていますね。


 それから、マヤ族が“神の飲み物”として、“苦い水(xocolatl)”としてチョコレートのドリンクを消費しだしました。


 この時代は、砂糖など入れていないので、苦いままのドリンクを飲んでいたことになります。


 マヤ族のチョコレートドリンクは、()って引いたカカオの種に、チリ(辛味の)と水、ひきわりとうもろこしの粉を混ぜていたものらしいです。


 想像しても、とてもじゃないけど、飲みたくないですねえ(うぇ……)。


 15世紀頃、アズテック族(メキシコの原住民族)は、貨幣としてもココアを使用し、Quetzalcoatl (知の神) の祝福を受けていると信じ、貴重な物資となっていました。


 ここで、ヨーロッパにチョコレートが紹介され始めますが、誰が最初にスペインにチョコレートを持ち込んできたのかは、よく知られていません。


 一応、噂や伝説では、1528年、Hernán Cortésが、アメリカ遠征・探索の時に見つけて、持ち帰ってきたというような話ですが。


 この時でも、チョコレートはドリンクとして提供されていましたが、スペイン人が砂糖やハチミツを入れることによって、(にが)いドリンクから、スイートドリンクへと変わっていったのですね。


 ここからチョコレートは、貴族やお金持ち階層の間で、人気が急上昇。


 カトリック教会の僧達だって、宗教活動として、チョコレートを飲んでいたそうな?


 それって、ただ単に、宗教とは関係なく、飲みたかっただけなんじゃないのかしらぁ?


 スペインは、長きにわたり、チョコレートのことを、地国内だけで隠していたんですね。


 それが、フランスに渡るきっかけとなったのは、フランスルイ王国13世が、スペイン王国の王女アンと結婚するきっかけからなんです。


 二つの国の結婚を祝して、チョコレートがサンプルとして、フランスの宮廷に持ち込まれたことが始まりです。


 フランスに始まり、すぐに、英国でもチョコレートが紹介され、それから、ヨーロッパ中で広がっていきます。


 ココアからチョコレートに精製する過程は、ずっと手作業で、大変な仕事で時間もかかり、高級嗜好品(しこうひん)として扱われてきましたが、産業革命で、これが一気に変わります。


 1828年、ココアバターを抽出(ちゅうしゅつ)する機械が発明されたんですね!


 ここから、現代チョコレートの時代の始まりです。やったぁー!


 1875年、Daniel Peterにより、初めて、固いミルクチョコレートができあがりました。


 なんと、8年近くも研究に研究を重ね、やっと、ミルクチョコレートのレシピが出来上がったそうな。


 今では、スーパーだろうと、菓子店だろうと、専門店だろうと、気軽にチョコレートが手に入る時代になりましたが、皆さん、こうやって、人知れずの苦労をしてくれた発明家さんや、お菓子屋さんの努力のおかげで、現在のチョコレートがあるんですね。





 そんなこんなで、ちょっと歴史雑談でした。

~*~~*~~*~~*~~*~~*~~*~


読んでいただきありがとうございました。

一番下に、『小説家になろう勝手にランキング』のランキングタグをいれてみました。クリックしていただけたら、嬉しいです。


Twitter: @pratvurst (aka Anastasia)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Funtoki-ATOps-Title-Illustration
ランキングタグ、クリックしていただけたら嬉しいです (♥︎︎ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾
小説家になろう 勝手にランキング

その他にも、まだまだ楽しめる小説もりだくさん。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ