表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

そんなこんなで。

家を出て、最寄駅まで歩く。

悠平君のラインに山田から連絡が来てた。


悠平「うっわ。山田にどうやって返信しよう。」


それは知らん。


私はニヤニヤしながら悠平君の行動を見てた。


悠平「まだ付き合った事ナイショにしときたい。

 あいつ今日予定無くなったって笑笑」


まぁ、朝5時まで起きてたら起きれんよね。

そりゃあそうだ。


確かに私もまだ山田にはばれたくないかも、、、


悠平「そーいや俺ってどうやって帰ればいい?」


そんなの自分で調べてほしいんだけど、、、

今日は多めに見るか。


「最寄り駅ってどこ?」


悠平君から最寄り駅を聞いて調べる。

方向は結構同じかも。


「それなら、途中まで一緒に行く?」


悠平「え!いいの!行きたい。」


そんな喜んでくれると嬉しいかも。


悠平「おれ、まじで普段こっちの電車普段乗らないからめっちゃ助かる。ほんと色々ありがと。」


悠平君はほとんど調べてなかった(笑)

私が詳細を説明して、乗り換えホームも説明して。

犬系彼氏ってこういう人の事いうんだろうな。


でも、、、、

彼が何もしないタイプだったらちょっと付き合い続けるのは厳しいかもしれないな、、、

そんな不安がよぎった。


何も相手の事を知らない状態で付き合うのはデメリットしかない。

博打に似てる。


この博打が私にとって吉と出るのか。

凶と出るのか。


私は何か大きなミスをしたんじゃないか。

少し不安になった。


電車の中で、今までの恋愛や、自分がどういうタイプなのか。

色々と話していた。


悠平「おれ、今までの彼女、50人以上いるんだけど、1日で別れた人とかもいるし、体の関係ある人は5人とか。もっと少ない。」


あーー、、、

顔はいいからモテそうだよね、、、、

私はタイプの顔じゃないけど(笑)

女は寄ってきそう、、、


というかさ、人数多いし。

長続きしてこなかったタイプ??

絶対悠平君にも問題あるやん、、、、


「大体どのくらい続く?」


悠平「あーー、、、前の彼女は3年くらい。」


あれ?

意外と長い、、、


「なんで別れちゃったの?」


悠平「元カノが引っ越しちゃって。

俺さ、大体彼女が浮気したりして別れる事多い。」


そーなんだ。


「私は、付き合った人3人かな。

前付き合ってた人は4年続いた。

5年目になるときに別れちゃったんだよね。

前職が、事務所で日付跨いだりとか普通にしてて、、、。心配してくれたんだけど、

結局、仕事の事で理解してくれなくて別れちゃった!」


悠平「そーなんや」


「悠平君って束縛するタイプ?」


悠平「おれ結構束縛するかも。

あーー、、、でも、心配なければそーいうのはないかも

でも、どっちかというと結構してたかも。」


「まじか。

私は束縛されたくないし、自分がされて嫌だから束縛もしない。

女友達と飲み行くって言えば『いってらっしゃい』って見送っちゃうかも。でも、『帰りはお迎え行っていい?』ってお迎えは行っちゃうかも」


これはほんと。

なんせ私が男友達が多いタイプ。もちろん女友達も同じくらいいるんだけど。

基本、女でも男でも2人で飲むか、ご飯に行くから。でも、私が男と飲もうと何もないから。

私は彼氏が出来たら余計そういうことには気を付けるし。

彼氏を疑わないっていう私の性格?

だって結局信じるしかないもの。


それに、何もないように努力してますから!

男友達といるときは女出さない。

だから、そーいう事に発展したことがない。

基本恋愛の話しないしなぁ、、、。

私に女としての魅力がないのかもしれないけど笑


っていう訳で、私は彼氏が女の子と飲み行こうと、お買い物行こうと、あんま気にしない。


そこで浮気するような男とは付き合わない。


悠平「なるほどね。俺と真逆じゃん、、、

男友達多そうだし。」


「うん。多い方だと思う。だから、飲み行くのやめてほしいとか、行動制限されたら続かないと思う。」


なんで、彼氏よりも関係の長い人達を異性だからって理由で制限されないといけないんだ。


交友関係に口出しされたくない。

もちろんだから、私も努力するわけで。


でも、、、


「私と付き合うの大変だと思う。」


真逆のタイプっぽいのはなんとなくわかる。


「普段休みの日とかなにしてるの?」


悠平「おれはゲームとか。スケボーとか。」


「おお。すごいね。結構インドア?」


悠平「うん。」


「そっか。人見知りだったもんね。」


悠平「そー。そーいえばさ、悠平でいいよ。

君付けしなくていい。」


「そう?わかった。悠平にするー」



彼が電車を下りるまで、色々と話をした。


悠平が先に降りる。


悠平「俺、乗り換えそうやっていけばいい?」


「駅で降りたら、改札ですに、階段登って反対側のホームいく」


悠平「俺、大丈夫かな?」


うん、そこまで心配するなら調べて欲しい笑


「今言った様にすれば大丈夫だから」


不安いっぱいの状態らしい。

駅つけばね。

大丈夫でしょ笑


段々と乗り換えの駅に近づく。


悠平「あ、この駅わかるかも」


「よかった。また分からなかったら教えて」


悠平「わかった。まじありがとう!」


彼が降りて、手を振って電車の中で見送る。




見えなくなってからもぼーっと外を眺めてた。


色々と話を振り返りながら。


彼女の浮気が原因で別れてきたことが多いとか。

だから、身体の関係には敏感な事。

嘘が嫌いな事。


でも、実は、色々話をして引っかかることはいくつかあって。


こんな時でも彼の話を浮かれずに色々聞いているし。

そして話してくれた話から彼がどういう人なのか、冷静に分析してる自分ってなんだろうな、、、(笑)


そして、少し引っかかる、気になるところがいくつかあった。


でも、それはおいおい、気が抜けて色々見えてくるだろうし。

一緒にいれば、それもわかるでしょう。


どちらにしても、別れるときは別れる。


彼の話から、この恋愛はさほど長続きしないだろうと。


嫌な事に蓋をして見過ごしても、あふれ出して絶対どこかのタイミングで見過ごせなくなることも知ってる。


だから。

この違和感を頭の片隅に入れて。


私は彼と付き合う事にした。



久しぶりの彼氏だ。

1年ぶり?くらい??

あれ。元カレってどのくらい前に付き合ってたっけ??


この、記念日とかに無頓着な性格のおかげで全く覚えてない自分にちょっと引いた。


でも、久しぶりの恋愛は少しワクワクする。


最近ご無沙汰すぎて。


私ってどんだけ枯れてんだよ笑

私生活充実しすぎてた事、恋愛がそこまで重要じゃない事。

出会いないというか。

私のこじらせた性格のおかげもあって。


一生独身かな。


とか思ってたから。

まぁ、楽しむとしよう。


そんな事を考えながら実家に帰った。


あ!


お母さんにライン入れとかなきゃ。


私はお母さんにラインを打って、久しぶりの実家に少しワクワクした。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ