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戦闘

〜軽巡洋艦『エメラルド』〜


「あのデカブツの立ち入りは駆逐艦をやってからだ!たかが一隻さっさとやっちまえ!」


こんな号令が入り、この旧式巡洋艦は一気に活気付いた


「おい見ろよ!あの野郎こっちに気づいてないんだぜ!」


砲手の1人が煽るように言う

実際こちらが発砲するまで『不知火』は気が付いていなかった


「こっちは6インチ砲だぞ、U-ボートよりも早く沈めてやるよ!」


そうしてインド洋で初めての正規海軍同士の戦闘が始まった




〜駆逐艦『不知火』〜


「敵艦発砲!」


太陽が完全に落ちて月明かりが照らす中、この艦も急いで戦闘準備を行ったが初弾の発砲は間に合わなかった


主砲が旋回し、敵艦へ狙いをつけ始める

しかし砲弾はそんな事関係無しに落ちてくる


「総員衝撃備え!!」


その言葉からたった1秒ほど、後ろの方からかなりの数の水柱が吹き上がる


「まだ反撃できないのか、、、」


誰かが呟く


「主砲用意よし!!」


「魚雷用意よし!!」


そして


「主砲撃ち方始め!!進路このままだ!!ギリギリまで引きつけて魚雷で叩く!」


ドン!という音とともに主砲が火を噴くが、同時に相手の主砲も火を噴く



しかし、両者の距離は20キロを切り、お互いに近づくのでドンドン距離が縮まる


「クソっ!夾叉か、、、」


そう言った瞬間、艦が大きく揺れた


相手の弾が当たったのだ


艦長が叫ぶ


「被害報告は!!!」

「第二砲塔付近に1発被弾!2番砲塔旋回できません!」


これで砲火力がいきなり3分の1減ってしまった


しかし、前と後ろから頼もしい砲撃音が響く


そうして数回の砲撃の後、『不知火』は更に被弾し三番砲塔も使えなくなった

しかし相手から落ちてくる弾数も減っている


既に20キロあった距離は15キロ程度になっていた


艦長はこれ以上近づくのは危険と判断して魚雷発射の命令を出した


「魚雷戦用意!方位270、雷速45ノット!」


これまで奇跡的に無傷の魚雷発射管が旋回する


「発射始めぇ!!!」


日本海軍が誇る九三式酸素魚雷が海中に放たれた


しかしその直後


ドカン!!!という音が『不知火』の艦橋のすぐ後ろから響いた

突然体が前に倒れそうになる


「機関室に被弾!復旧は時間がかかります!」


まだだ、まだ離脱できる


「艦首に被弾!減速します!」


くそっ、援軍はまだ来ないのか、、



〜VLCC通信室〜


「頼む、、、繋がってくれ、、、」


インターネットに接続できなくて祈り始めた。

特に意味はない。

だが意味のない祈祷をするぐらいしか、通信室でやれる事は無くなっている。


「通信途絶から1日、、、いや1日も経ってないか」


そうしてスマホを取り出して画面脇のインターネットのマークがないところを見て現実に戻ってくる。


こいつは嵐の後に船長が報告を求めた時に連絡が取れないと報告した奴である。

実は一時期重度のFPS廃人となったことがあり、今も長い休憩中はスマホゲーをしている。

だがインターネットがなくてはそんなゲームはできないので仕方なく写真のフォルダを漁り始めた。


やり始めた時、突然床が浮き上がった。

椅子から投げ出されて床に叩きつけられた。



この時とてつもない衝撃が艦内を駆け巡り、正面が赤い光に切り替わった。





なんでこんなクソ大事な時期に書いてんだか、、


読んでくれてありがとうございます

今回はとてつもない衝撃が走りました()

サァテどうなるかな?

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― 新着の感想 ―
[一言] 最新話まで読了です。 上手く行けば、タンカーに積載された原油や資源、レーダーや船舶用ディーゼルエンジンが日本に?
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