お題「目的と手段が逆転した人」
読みに来て下さった方々、誠にありがとうございます。
文章では伝わらないかもしれませんが、作者は平伏せんばかりに感謝しております。
「姫様、僕が貴女を護ります」
幼い日に交わした約束。それが正確にいつだったのかは覚えていない。
だが、幼心に誓ったことは覚えている。この小さなお姫様は、僕が守るのだと。
何人、殺しただろうか。この国で反乱が起き、その手は姫様にまで及ぼうとした。
だから、殺した。
近寄る人は片端から。男も女も、子供も老人も関係なく。全て、全て、姫様を護るためだと。
だが、多くの血に塗れたこの手は、数々の怨嗟が染み付いたこの身体は、何よりも民草を手に掛けた騎士など、姫様の前には晒せない。
だから、僕はすぐさま放浪の旅へと出た。国中の反乱軍の本拠地を襲い、そこに居る者は皆、殺した。
命乞いが聞こえようとも、地面にひれ伏そうとも、反乱軍にいる者は全て、姫様の脅威となりうる可能性がある。
だから、一切の慈悲など持たずに剣を振るう。
いつしか、その肉を断つ感触だけが僕に残る、唯一の愉悦になってしまったなど、気付きもせずに。
殺す、殺す、殺す。
反乱軍は全員殺した。だが、民草はどうだろうか?
今後、反乱など起こさないなんて言えるのだろうか?
いや、そもそも民草に限らず、人間がいることが間違っているのだ。姫様を害する危険性がある人間が、存在していることが間違っているのだ。
だから、殺そう。
すべての人間を、容赦なく。
騎士は知らない。
姫は既に、首を断たれていることなど。
現実逃避って楽しいですよね。(作者はちゃんと受験勉強をしております)
度々の次話更新、付いてきてくださった方はありがとうございます。
ここで、次話のお題を募集しようと思います。こんなお話を読んでみたい、という方は感想欄にお題にして欲しい物を投稿してください。先着一名様で、作者が必死こいて明日の朝8時に投稿しますので。
もちろん、他にもお題が来た場合、それも後ほど書いて投稿したいと思います。
もしもお題が来なかった場合、作者は泣きながら次のストックを投下します。