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この小説は絶対に読まないでください 〜パワーワード〜  作者: 大和田大和
第三巻 公平の世界
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プロファイルの矛盾

「今度はこっちが質問する番だ。お前なんで無差別殺人なんてしたんだ? それになんで赤ん坊なのに喋ることができる?」


「無差別じゃねーよ。殺人鬼には、秩序型と、無秩序型がある。


秩序型は、計画的な犯行を行う。

無秩序型は無計画で突発的な犯行を行う。


俺様の殺人は計画殺人だ」



「は? 殺害対象に共通点なんてなかっただろ?」

「ああ。別に誰でも良かったからな」


「それだと無差別殺人だ」

「いいや違うね。俺様が行ったのは、この国の全ての人間を殺害対象に選んだ計画殺人だ!」

赤ちゃんは、プロファイリングの基本を逆手にとっていた。だから捕まらなかったんだ。


「この国の全ての人間?」

「そうだ! 俺はこの国を滅ぼそうとした。こんな国この世から消えて無くなっていい!」


「何で?」

「パワーワードで俺様の過去を読み取りな」


俺はいう通りにした。赤ちゃんの辛くて苦しい、悲しみに満ち満ちた過去が俺の脳内に流れ込んでくる。


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