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この小説は絶対に読まないでください 〜パワーワード〜  作者: 大和田大和
第五巻 LGBTの世界
185/260

なくならない差別

「“自分らしくいられる”。その言葉は決していい言葉ではないでしゅ。全員が自分らしくいられるということは、無法地帯のようになってしまうということ。凶暴な人や差別主義者の意見も尊重されてしまうのでしゅよ。



おかまを毛嫌いする人や、気持ち悪く思う人。少数派に対して差別をする人たち。



彼ら(差別主義者)も、見方を変えれば、また少数派なのでしゅ。


この世界では、自分らしくいられる。だから差別主義者も自分らしく生きていけるのでしゅよ」


差別を無くそうとすることによって、差別が生まれる。

それはまるで、どうすることもできないこの世界の矛盾を表している。


無理に差別をなくすことなどできない

嫌いな奴と無理やり生きていくことはできない。


“少数派を認めろ”という強迫観念はより強く差別者を圧迫する。


そして、抑えきれなくなった時に爆発してしまうのだ。


「だからココちゃんにはあんまり友達がいませんでした。いつも一人で暮らしていまちた。

だからあたちは、あんなに嬉しそうなココちゃんを見て嬉しくなっちゃいまちた」

ゴリアテは涙を拭いて、笑顔を咲かせた。


「仕事に取り掛かるのは、もうちょっとみんなで遊んでからにしまちょう」

「そうだな」

「仕方ないわね!」


「おめーは遊びたいだけだろっ!」

そして、俺たちはもう少しだけ遊ぶことにした。


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