表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この小説は絶対に読まないでください 〜パワーワード〜  作者: 大和田大和
第四巻 竜の世界
124/260

我が孫ウレンケル・ブラックよ!

そして、ワイワイしながら竜王の祭壇に行く途中で、

「あれ? ウレン?」


ウレンケルと遭遇した。ウレンは人間の姿だった。そういえば、竜の世界に入ってから逸れていた! 完全に忘れていた!


「え? ケンたち! なんでドラゴンになっているの? っていうか、今までみんなどこに行っていたの? 私ずっと待っていたんだけど!」、「もう待ちくたびれたよ。我が孫、ウレンケル・ブラックよ」

ウレンは相変わらず、指人形を使って腹話術で会話する。(二つ目の「」内が指人形の台詞です)


「いや、遊んでなんかいないよ!」

俺は大嘘をついた。


「本当?」「本当かい? ケン坊」

ケン坊って俺のこと?


「ほんと! ほんと! 今ちょうど探しに行こうとしていたところだ! ところでなんで人間の姿なの?」


「わからないわ。なぜか変身できないのよ」「困ったねえ。我が孫ウレンケル・ブラックよ」

「そうなのか」


「私今回は役に立てそうにないから任せてもいいかしら?」「それがいい考えだよ。我が可愛い孫、ウレンケル・ブラック」

なんで毎回、指人形のばあちゃんは孫のことをフルで呼ぶんだ?


「わかった! 竜王とは俺たちが話をつける。だから先に帰って休んでいてくれ!」

「うん! そうさせてもらうわ!」、「クックック危ない危ない。危うく正体がバレるところだった」

「ん? 今何か言ったか?」

指人形の方が変なことを言ったような気がした。正体がどうとかって。


「いいえ! 気のせいよ!」

そして、ウレンと別れた俺たちは竜王の祭壇に向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ