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8話 返答に迷ったら捕まりました。

期間が開いてしまいました。

8話になります。

そろそろ設定まとめ出したほうがいい気がしてきました。

予期しない質問に戸惑っているうちに捕まってしまった。


「悪かった。まさか呼び止められると思わなかったんだ。」


クロンが素直に謝っていた。過ぎたことを怒っても仕方がないから許した。


「ちなみに、あの場合なんて答えたらよかったの?」

「あぁ、そうだな…"黒色のデビノイド"、でいいはずだ。普通は呼び止められないし、ましてや種族なんて聞かれないんだがなあ…。」


そんなことを話していると、不思議な雰囲気を醸し出している青いヘビが入ってきた。


「なんだ、若い女じゃないか。怪しい輩と聞いていたからどんなヤバイ大男なんだと思ったぞ。」

あ、あれ?なんか思ったよりノリが軽い…。

「で?色と種族は?なんですぐ答えなかった?」


私の前でとぐろを巻き、聞いてきた。


「あ、えっと、黒の…デビノイドです…。まさか呼び止められると思ってなかったので、しかも間髪入れずに捕縛されたので訳も分からず、そのまま気が付いたらここにいる感じですね…。」


「そうだったのか、それは悪いことをした。先刻の歪みのせいで、警備を強化していたんだ。まさか事情も聴かず連行していたとは知らなかった。私の監督不行き届きだ。本当に申し訳ない。」

「い、いえ…。私がすぐ答えていればこんなことにはなっていないですし、身の潔白を信じていただけてありがたいです。」


今日は謝られることが多いなぁ。


「……。いや、疑いはまだ晴らせないな。怪しさでいえばMAXだし、なにより

()()()()()()()()()。」


―嘘がバレている!?なんで…!?


「俺はヘビだぜ?お前さんが嘘をついてることなんか、体温をみれば一発よ。今はウソがバレて焦ってるだろ、心拍数上がって体温も上がっているぜ?…まあその様子だと何か深い事情がありそうだし、この国に対しての反乱因子ではないってことで、この場では不問にしておくが。」


どうやら何を隠しているかまでは分からないし、詮索するつもりもないらしい。…助かった。


「お前さん…、何かやばいことに首突っ込んでるんじゃないだろうな?折角ここに来たんだ、しばらく滞在していくといい。俺の権限で長期滞在の許可証は発行しておくからゆっくりしていけよ。」


ほどなく私は拘束を解かれ釈放となった。

「もう捕まるなよ」とのお言葉と滞在許可証をいただいたが、守れそうもない約束と、無駄に強い権限は正直要らない。


なぜ滞在許可証がいるのかは分からないが、初めての街を散策することにした。


「私が捕まったのって、こっちに来た時のせいだから、実は自業自得…?いやでも引っ張られたし…。うーん。」

「そのあたりは何とも言えないが、とりあえず言えることは、疑いがイマイチ晴れないからしばらく監視下に置く目的で許可証を発行したんだろうな。」


やっぱり正直怪しいもんね…。見た目も悪魔っぽくないし、魔力反応のおかげでかろうじてバレてはいないけど。


見た目といえば、服を何とかしたいところだ。何日も同じ服を着るのも正直嫌だし、せめて見た目を黒くしたい。

幸い、ファッションの文化は根付いているようでデビノイドのみんなはオシャレな服を着ている。人型でなくても首輪や腕輪、ピアスといったアクセサリーを身に着けている。…どうやって体に付けたんだろう、手伝ってもらったんだよね、きっと。


服がほしい事を話しながら歩いていると、大変なことを思い出した。


「まって、私お金持ってない…どうしよう。クロン持ってたりしない?」

「?オカネ…?とは何か知らないが、話の流れから察するに、それはモノと交換するものなんだよな?」


お金の概念がないのか、そりゃそうか。手がない悪魔だっているもんね。


「そんな感じだよ、こっちでは物々交換になるの?」

「大概のものはそうだな、あと物によっては“魔力結晶”と交換する場合があるな。すごい価値があるものとの交換とか、物が大量に必要な時とかだな。魔力結晶っていうのは、まぁ読んで字のごとくなんだが、魔力の塊だな。圧縮して密度を高めてやるとできるんだ。それと…――。」


クロンの話が長い、仕方がないから要約する

・魔力を圧縮するとできる

・純度が高いor大きいと高価値

・作成の専用圧縮機がある。(一律の大きさ、純度にできるから汎用性が高い)

・自分でも作れるが、時間がかかるし疲れる。

・予備魔力タンクや道具の素材として使われる。

・それぞれ属性がある、違う属性の結晶は使えない。


らしい。たまに話長いんだよなぁこの鳥…。

そんなことをしているうちに日が暮れてきた。

って言ってももともと空が赤っぽいから、夕焼けかどうか全くわからない。とにかく暗くなってきたのは分かった。


「暗くなってきたな、そろそろ宿でも探すか、宿は一律で魔力結晶だから、この際ついでに余分に出しておこう。」


私たちは近くにいた悪魔にいい宿を教えてもらった、

偶然近くの宿でラッキーだった。


「あらいらっしゃい、泊まりかい?一泊結晶3つ、二泊で5つ、それ以上はプラス2つずつだよ」


気前のよさそうなおばちゃ…お、お姉さんが受付をしてくれた。


「すみませんお姉さん、しばらくお世話になると思うのですが、結晶切らしてしまっているので、機械使わせてください。あ、使用代とかいりますか…?」

「やだねぇお姉さんだなんて!使用代は取らないから、存分に使いなさい!おまけで食事を付けるから何泊でもしていきな!あ、滞在許可証だけは拝見させてもらうからね。」

「ありがとうございます使わせていただきます。それとこれが許可証です。」


おばちゃん、もといお姉さんに許可証を預け機械の前へ


「とりあえず20個くらい出しておこう、今のマヨイにはそれくらいが丁度いいだろ。上のパネルに手を置いて魔力を流したらできるぞ。」


クロンの助言をもとに結晶を出した。

流した途端カウントが増えていった。おそらく個数なのだろう。

…それから20個出し終えた私は軽い疲労感を感じながら、受付へ結晶を持って行った。


とりあえず3泊分の7個を出し、許可証を返してもらいって、

部屋のカギをもらった。

部屋につくと疲れなのか、安心感なのか、そのまま落ちるように眠ってしまった。


バトルシーンでもないくせに長ったらしくなってしまいました。


ちなみにクロンの声は真宵にしか聞こえない設定です。

あと、青の国で暮らしている悪魔は全員例外なく青い悪魔です。

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