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2話 目が覚めたら洞穴でした。

2話目です。

早くも文才の無さに落ち込んでいます。

「…ん?あれ、私どうなって…?」


気がつけば洞穴(?)で寝かされていた。

前後の記憶が曖昧だ。


「おう、起きたか」


入口の方から知らない人の声がする。

私は声のする方に目を向けた。


「えっ…!?カラs「鷹だ。」あっハイ…」


どう見てもカラス…黒いし…鳥だし…

反応の速さから察するに、決まり文句なのかな?


「俺はクロン、黒鷹の悪魔だ。お前、名前は?そのナリだと人間か…」


その鳥はクロンと名乗った、ってか悪魔ってなに怖いんだけど。


「あ、悪魔って…私もしかして契約させられて、対価に魂を取られる!?」


当然の疑問である

…っていうか鳥が喋ってるナニコレ夢?


「俺はそんな事しねぇよ…荒野の真ん中で倒れてたからここまで運んだんだよ。人間、ましてや女の子だとしたらあそこの空気はヤバイからな」


「…で、名前は?混乱してるところ申し訳ないんだが、いつまでも"お前"呼びだと気まずいんだが…」


あ、口調は乱雑だけど紳士的だ…


「そうだね、ごめんなさい…私は真宵。樹真宵、18歳です…ここまで運んでくれてありがとう。いきなりあそこに投げ出されて訳も分からなかったの」


「マヨイ、か…まぁとりあえずは身体をゆっくりとだな」


「ねぇ!ここはどこ!?悪魔ってなに!?私、どうやって帰れば…!」


クロンさんの言葉に被せるように、質問を叩きつけていた。

完全に訳の分からない状況に余計に混乱してしまっていた。

あぁ、涙が溢れてきた…


「お、落ち着けよ!ちゃんと説明してやるから!な、泣かないでくれよ…」


あ、涙には弱いらしい、覚えとこ。


「とりあえず食事にしようぜ、食べながらゆっくり話してやるから、な?…まぁ、第一こっちの食べ物が口に合うかは分からないが…あーあと俺のことはクロンでいいぞ」


見たことのない果実が近くのカゴからたくさん出てきた。取ってきてくれたみたいだ。

そして私はこの世界について聞きながら見覚えのない不思議な果実を食べていた。

味?美味しかったよ?見た目が違うだけで普通によく食べるリンゴやブドウと言った果物だった。


クロンの話を要約すると

・この世界は"悪魔界"という所で、なんでも私たちの世界"人間界"の裏側にあるらしい

・私が初めにきた場所は魔力(と言うもの)が濃い場所らしく、悪魔には必須だが、人間には有害なモノらしい

・悪魔とはこの世界の住民で、16の色と4つの種族から成り立っているみたい、クロンは黒色で鷹型のビーストって種族の悪魔らしい

・悪魔はそれぞれ属性があってそれにあった魔法みたいなものが使えるらしく、クロンは闇と風の属性を持っている

・人間界と悪魔界が繋がった原因、私が来ることができた理由、帰り方は分からないが、知っているかもしれない悪魔はいるらしい


すぐにでもその悪魔のところに行きたかったが、どうにもうまく力が入らない。立っていられない。


「ただでさえ耐性のない人間が、あの量の魔力を摂取したらそりゃあそうなる…むしろ死んでない事を喜ぶんだな、普通死ぬぞ」


えっ…死って…ええ!?


「だがここに居ても時間の問題だろうし……アレをやるしか無いな…」


「私助かるの!?やったぁ!で、アレってなになに?」


方法はあるらしい、私は嬉々として内容を尋ねた、


「あーそれは…だな…。……なぁ、マヨイ」


「はい?」


しかし、クロンは何か迷っているようだった。意を決したのか一つ方法を教えてくれたが…。


「俺と契約しろ」


「………へっ?」



一体この鳥は何を言っているのか。



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