第八話 仲間探し!
雷音族の現在の状況からは想像できないほどすごい立派なお城だった。
「とりあえず、中に入りましょうお兄様!」
「俺は普通に入っていいの?」
「はい。私が生前の雷音族の族長の秘書でもありることや、私の兄であるから、通してもらえます。」
マジか、本当にシェリーは、凄いんだなー!妹にできて本当に良かった!
そして、城の中にも驚きにながら、一つの疑問をシェリーにぶつけてみた。
「なあ、シェリー。当たり前のように族長選抜にでるとか言ってるけど、誰にでも、族長になれるんだったら、ほかの部族や国が間者を送ってきて、そいつが族長になったらどうするだ?」
「それは、大丈夫です。族長になった時、教会に誓の言葉を述べる時に間者であれば、途中で神官の魔法の力で、殺されます。」
なんだよそれ!めちゃくちゃ怖いんですけど!
──────────────────────
俺は、シェリーから紹介しょうとしている人がいる部屋の前にいる。俺は、がらにもなくて緊張している。そんなことに気づいてないのか、シェリーがドアをノックした。
「失礼します、シェリーです!」
「入ってよいぞ!」
おー!以外と声が柔らかかった!
ドアを開けるとさっきの声とは裏腹にすごい怖い顔をしている人が目の前につったていた。
「その男誰だ、シェリー?」
「この男は昨日私の兄になった男、ユウタといいます。」
「なるほど、俺の名前はライサといいます。それでなぜ急に紹介しょうとしたんだ?」
ライサのステータス
『名前』 ライサ
『種族』 人間 『性別』男 『年齢』45
『職業』相国
『称号』 前雷音族長の右腕
『固有能力』なし
すごいな、今の会話でだいたいのことを、察したらしい。
「もしかして、その男を次の族長にする為に俺に紹介して必要なことを、教えて。場合によっては、不正をしろと言うのかね?」
「いいえ。お兄様に、次の族長にする為に必要なことだけ教えてもらうと思っただけです。」
なんか感じ悪!
「本当かね?」
ライサがとてつもない目線でこっちを見てきたので、俺は少し恐怖を感じた。
「はい。本当です。」
「兄に、能力が無ければ、何の意味もないぞ!」
「大丈夫です。お兄様には、すごい能力があります。」
さっきのからめちゃくちゃ妹のこと疑っていてうざく感じ始めたし、反撃しょう!
「であれば、戦術ゲームをしましょう!」
俺はこれを、いきなり切り出す。
「舐めるな!」
ライサが思いっきり叫んだ!
どうやら、ライサが俺に対して相当怒っているらしく、すぐに戦術ゲームをするための道具を持ってきた!
俺は戦術ゲームを見て、そのゲームがチェスであることを知った。めちゃくちゃラッキーじゃん!
チェスだったら負ける要素なしだわ!
「すぐに始めよう!」
そうライサが俺に言ってきた。
ゲームのルールは全くチェスと一緒にだった!
「では、始めよう」
─────────三十分後─────────
ライサが敗北を認めて終わった。どうやらライサは俺に能力がないと思っているらしい。それにより、相当悔しがっているが、俺の能力の凄さに気づいたらしい。
「シェリー、さっきはすまなかった。俺がユウタの能力が分からなったからあんな事を、言ってしまって、本当にすまない。」
「いいえ。大丈夫です、いきなり知らない人に会ってその人の能力を見抜くことはできませんし。」
シェリーはなぜかライサに謝られていることがとても嬉しそうだった。
「ユウタ殿、君は本当にすごい能力を持っている。」
「ありがとう。それで族長選抜の戦術ゲームはこれで、いいの?」
「あーあ!ユウタ殿なら、問題ないだろう。あるとしたら武力の戦いだろう?」
「はい。その通りです。」
「武力の戦いは、代理を建てることはできるが同るのだ?」
「代理を建てようと思います。」
「でしたら、家族では無くては行けませんよ!」
「はい。昨日妹に教えてもらいました。なので腕のいい騎士で俺の家族にすぐになってくれそうな人はいますか?」
「はっきり言って、希望は皆無に等しい。」
やっぱりかーー!でもここは、頑張っておして手に入れるしかない!
「一応訓練場などを見せてもらってもいいですか?」
「よかろ。でも、その前に君の能力ならこの国の経済をどう建て直すべきかわかるか?」
「多分わかりますけど、それは族長になってから、どうするべきかいいます。なんせ、どいう方向に国が向うのかで政策が決まりますから。」
「なるほどわかりました。では、訓練場に案内します。」
────────訓練場にて─────────
おう!すご腕の騎士ばかりだ!
しかし、この世界の科学技師などはとてつもなく遅れているけど、戦争するための道具はある程度進んでいるな。けど、銃はこの世界にないのか?
「ねえシェリー、この世界には銃はないのか?」
「過去に来た異世界人達は作ろうとしましたけど、作り方を知らなかったようで作ることができなせんでした。」
なるほどね。科学技術者はこの世界にはほとんど来てないってことだね。となると、銃の作り方を知ってる俺に掛かれば、量産できるかも。
一人、気になる女がいた。その人は、シェリーと同じぐらい美人で強そうだった。
ライサがこっちに来て話かけてくる
「どうです?気になる人いました?」
「いたよ。あそこの女が気になるね。」
そう言いながらその人に対して指を指した。
「その人名前はライネと言います。」
その人の名前を、聞いて俺はその女の人が気になりすぎて神眼を使った。
ライネのステータス
『名前』 ライネ
『種族』 人間 『性別』 女 『年齢』 18
『職業』 騎士
『称号』 最強の新人
『固有能力』なし
なぜか、その女に固有の祝福を使ったらすごい能力を手に入れると直感がいってる。
「ライネには、家族はいるのか?」
「いませんよ。なんせ孤児でしたから。」
良かった!
「どうしますんですか?」
「彼女が欲しい。とてつもなく!!」
「では、どうやって彼女を家族にするのですか?」
俺が考え始めた時にライサが部下に呼び出されていたので俺達を訓練場に置いてここを離れた。
そこなんだよね! あんなに強い女が俺に従ったり、ましてや「家族になれ!」とか、簡単に受け入れるとは、思えない。どうしたもんか?と考えている内にシェリーが俺に話かけてきた。
「どうして、あの女なのですかお兄様?他にももっといるのに!」
どうやら、シェリーには、俺の感じていることがわからないみたいだ。
「俺の直感があいつに固有の祝福を使ったらすごい能力が手に入ると言っている気がする。」
「そういうことですね。わかりました。」
納得してくれた!
「どうやって、ライネを家族にするのですか?」
「とりあえず、彼女をしばらく観察しょう」
「わかりました!」
誤字脱字とか勘弁してください!