第七話 固有の祝福と新しい家族!
武力の戦いと戦術ゲームよりいい名前が思いつかなかったのでこれで許してください。
俺は、緊張に包まれていた。なぜなら、俺の血をシェリーに飲ませるからだ。しかし、シェリーの方は自分に固有能力が手に入るということで、嬉しさで、いっぱいである。
シェリーの笑顔を見ているだけで癒される。なんせ、日本では、俺は孤児だったからだ。こいうところが、妹というのは、いいものだと思う。なんせすぐに雰囲気が明るくなるからだ。
「じゃ行くぞ!」
俺はどのぐらい血を出せばいいのかわからないから、ナイフで手首を切って、コップの五分の一に血を注いだ。そして、シェリーが俺の血が入っている、コップを手に取り飲み始めた。
飲み始めてから、すぐにシェリーが赤い光に包まれていた。さらに、俺はその光を神眼で見ていいた。だから、固有能力をシェリーが手に入れる瞬間を見ていた。
「おー、すごい本当に固有能力が手に入っているよ。」
シェリーのステータス
『名前』 シェリー
『種族』 人間 『性別』 女 『年齢』19
『職業』 前雷音族長の秘書
『称号』なし
『固有能力』 バリア
どうやら、『バリア』という固有能力は透明な壁をどんな形にも出すことができる。
けれども、戦闘向きの固有能力じゃないことがとてつもなく残念である。
「やったーーー!!」
シェリーは、十九歳とは思えないような喜びかたをしている。俺もなぜか嬉しい。
「とりあえず、固有能力は手に入ったけど戦闘向きの能力じゃないから。」
「いいんですよ。固有能力が入っただけでもいいんです。なんせ、今までは固有能力が無かったのですから。」
なるほどね。だから、あんなに喜んでいたのね!
「とりあえず、使える練習しておいた方がいいと思う。さらに、俺を守るのに使えるからあ願い。」
「わかっています。お兄様は、この雷音族の希望になる人ですから。」
「そう言って貰えると嬉しいよ。しかし、どうやって俺の代わりに武力の戦いに出てもらう人を探そうか!」
「でしたら、明日雷音族の城に案内します。そこで、この国の中枢にお兄様の能力を見てもらい仲間に入れましょう!」
そう言って俺の腕に胸を押し付けてくる。俺はこれにより、顔が赤くなっている。
何やってんだ俺は、妹だろう!!
「わかった。繰り返すけど、固有の祝福は秘密にしろよ!」
「わかりました!」
「とりあえず、今日めっちゃ固有能力を使ったことで、めちゃくちゃ疲労がたまってるし、風呂にでも入って寝たいんだけどいい?」
「わかりました!今すぐに入れてきます!」
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風呂の中
「はーーー。にしても、本当に今日はいろいろとあったなー!」
そう言って、今日あった出来事を思いしながらお湯に浸かっていた。
風呂に十分浸かったので体を洗おうとしたら、シェリーがノックした。
「お兄様お背中をお流ししてもよろしいでしょうか?」
俺はそれを聞いて思考が停止した。今日できたばかりの妹に背中を流されたら、俺の性欲を抑えられる自信がない!
そう、考えている内にシェリーが入ってきた。ちょと待てと言うとした時に
「入ります!」
ドアが開いた!
おーい!いくらなんでも早いだろう!
裸のシェリーが俺の背中を洗いながら話かけてきた。
「今日は、本当にありがとうございました。お兄様のおかげ、固有能力が手に入りました。」
俺は緊張感をさとられない為に手短に答えた!
「あーあ。どうも」
「それで、お兄様は武力の戦いを置いておいて、戦術ゲームは大丈夫なのですか?後、国の経済を建て直すことはできるのですか?」
「一応俺のIQ160だから、大丈夫だと思う。けど、具体的なルールや人の戦っているところを見ておくべきだと思う。日本では、政治と経済について習っていたから大丈夫だよ。」
シェリーは、俺が何を言っているのかほとんど理解していなかったけど、大丈夫なのがわかったらしい。
「でしたら、明日は経済と戦術ゲームがわかる人を、紹介しますね!」
「その人は、この国の中枢の一人なの?」
「はい、死んだ雷音族の族長の右腕だった人です。」
「なるほどね。明日紹介する人には俺が異世界人だってことは言わないでね。」
「なぜですか?」
「なんとなく、他人に異世界人だって知られたくないんだ!後、俺が今日着てた服だと目立つから、この世界の服買ってくれる?」
「わかりましたお兄様!」
いや、にしても完全に俺はヒモだなー!
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太陽の光が俺の寝ていた部屋に注いでた
「おはようございます。お兄様!朝ごはんはできてますよ!」
「おはよう。そうか、ありがとう。」
「食べ終わったら早速服を買いに行きましょう!」
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「どの服にしょう?」
「この服がお似合いですよお兄様!」
そう言って持ってきたのが黒いマントの付いたこの世界の王様が着てそうな服だった。
「おう!」
この服は絶対着たくないな!けど、金をだいしているのは妹のシェリーなんだよな。くそ、断れない。
「わかったそれにするよ!」
「では、早速着てください!」
そう言って、俺はすぐにその服に着替えて、シェリーと一緒に紹介してもらう予定の人がいるところに向かったのだが、まさか雷音族の城がこんなに凄いとは、思はなかった。驚きすぎて声を思わずあげてしまった。
「なんじゃこりゃ!」
誤字脱字とか勘弁してください!