第四話 女を助ける
男達は、女を離した。
「誰だてめぇは」
そして、俺は男達に近づいた。
「ただの通りすがりの青年だよ。」
「お前はこの女と一緒に死にたいのか?」
「それもいいかもね。こんな美人と一緒に死ねるんだから」
そう、言い放つと女の顔が耳まで真っ赤になっていた。何やってだ俺は、こんな恥ずかしいこと普通に言いやがって!俺のバカヤロー!
「この状況なのに、俺達を利用して女をナンパとはいい度胸してんな!」
とりあえず、男達のステータスがある程度やばい!
男達のステータス
『種族』 人間 『性別』男 『年齢』40 『職業』盗賊
『称号』殺人鬼
『固有能力』なし
盗賊はともかく、殺人鬼がめちゃくちゃ気になる!!
「やんのかオラ!」
そう言って、一人俺の方にナイフを持って俺の方に走ってきた。
男の職業と称号のわりにあまりいい動きとは、言えなかった。
そうして俺は、襲ってきた男のナイフを避けて、パンチを腹に入れた。入れたところが良かったのか、男がとてつもなく苦しんでいる。
いや、良かった。まぐれでも決まって、マジで、助かった!そう、思い俺は安心したのか息を吐いた。
とりあえず、固有能力は神に選ばれた人しか持っていないから、俺の固有能力をすごい攻撃能力があると言えばここから引いてくれるかな?
「おい、これ以上殺るのであれば俺の固有能力を使ってお前らを、殺すぞ!」
「何寝言言ってんだよ、固有能力は神に選ばれた人しか使えないんだよ!」
「固有能力を持っている人のほとんどは国のトップだったり、国の軍事力の象徴になってんだよ!そんなのも知らなかったのよ」
そうだったのかよ!知らなかった!とりあえず職業と称号と年齢を言って適当な理由を付けてこの場を切り抜けるしかない。
「そうかな、俺の固有能力、神眼はすべてを見透かし神罰を俺が敵だと思うものに与える。信じさるために、お前らの職業、称号、年齢を当てよ!まず、お前らの職業は盗賊、称号は殺人鬼、年齢40歳だろう。」
「なんで知ってんだよ!」
「さっきから言っているだろう、俺の固有能力の神眼の力だと!」
「そんな馬鹿な!」
ここは、もっと神眼の力を引き出すべきだろう。けれども、今現在まで、相当使っているから精神的疲労ごやばい!迷ってる暇はないから、少しだけ使おう。
「さて、最近の殺人もお前達だな。まったくこりないな、女ばかり襲いやがって!」
「こいつ、もしかしたら本当に固有能力があるのかもしれんないぜ兄貴」
「あーあ、ここは大人しくひこう」
そう言って、男達は逃げて行った。そして、俺は女の方にかけよった。
「助けていただいてありがとうございます。さっきの固有能力のことは本当ですか?」
「半分ぐらいは本当だよ。俺この世界にきたのはついさっきだから、助けて恩として、いろいろと君のことと、このタリム地方のこととかいろいろと教えて!」
「わかりました、私の名前はシェリーです。あなたの名前は?」
この世界では、苗字とか多分存在しないから名前を、名乗ろう。
「俺の名前は裕太よろしく!」
「よろしく、ユウタ。この近くに美味しいお店があるので、そこに移動して話しましょう。」
ステータス
『名前』 シェリー
『種族』 人間 『性別』 女 『年齢』19
『職業』 前雷音族長の秘書
『称号』 なし
『固有能力』なし
誤字脱字とか勘弁してください!