第三話 現状と固有能力
第一章 族長になろう
雷音族が治める国はタリム地方の中心地であることから、他部族から常に狙われている。このとこにより常に戦争の被害にあっている。また、雷音族が治める国にはあまり資源などがない。
雷音族の族長は、最近死んだことにより今族長がいない。よって、1ヶ月後に雷音族長の族長を、決める祭りがある。戦争が常に起きていることから、族長を世襲制ではなく、能力制にしたらしい。このことにより、誰にでも族長になることができる。
神眼によって、ここまで知ることも出来た。さらに、この世界の言語が日本言で統一されている。
「しかし、本当に言語が日本語に統一されていて良かった!!とりあえず、日本に帰る方法が分からないから族長にでもなって、情報を集めるか!」
一応俺は頭のいい国立大学に行ってたし、さらにIQ160だったので簡単に族長になれるだろう!
神眼はこの世界の全てをほとんど読み解くことができるし、見ることが出来る。この固有能力は、とても便利な能力である。また、固有の祝福とは、他人に俺の血を飲ませることで固有能力を与えることができる。
とりあえず、固有の祝福は信用できる人にしか使わないようにしよう!
この世界の硬貨は銅貨10枚で小銀貨1枚、小銀貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で大銀貨1枚、大銀貨10枚、金貨1枚、金貨50枚で白金貨1枚である。
まず、金を手に入れないと、宿にも泊まる事が出来ないし、この世界の服、食べ物、飲み物も取ることができない。
「やばいな、思ったよりも現状は深刻だ!」
この世界には、魔族は存在しても魔物は存在しないので冒険者という職業は存在しない。よって、さらに困っている。
「とりあえず、どこかでバイトをできるところを探しつつ、信頼できる仲間を作らなくてはいけない」
俺は立っていても何も始まらいと思い動いて働けるようなところを探し始めた。
─────── 三十分経過 ────────
俺は、三人グループの男が女が路地裏に連れていかれるのを見て、気になったのでおって言った。
普通だったら気にせずに無視するだろう。なんせ異世界だから。しかし、連れていかれた女の職業はおそらくは雷音族が治める土地では偉い人だろう。これで、女に悪いことをして、そこで、俺が助けたら、恩を売って族長に有利になるし、仲間を作ることができ、仕事を紹介してくれるかもしれない。つまり、一石三鳥である。
「おい、今すぐ死にたく無ければ金をよこせ」
当たり キターー!キターー!
しかし、俺は今頃になって気がついたのは神眼で相手の能力は見ることは出来ても名前は知ることができないことである。しかしこれは、誤差としか言えない。
男達は女を裸にしようとして金を奪おうとしている
「誰か助けて!」
俺はこのタイミングで飛び出した!
「おい、その手を放せ!!」
誤字脱字とか勘弁してください!