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プロローグ
「××よ、皆、あの世界に旅立っていって、××、お前だけになったぞ。」
しわがれて、でも、優しさのこもった声が後ろからした。
「あの世界に行ってもやることはもう無いし、それに僕を待つ人などいないでしょう。」
僕はぼんやりと断る。
「ほう…。」
神は望遠鏡のようなものをとりだし、雲の上からあの世界を覗く。
しばらくして神は僕を見て微笑んだ。
「××、現実はそう冷たくないようだ。」
「どういう意味ですか?」
「まだあの世界でお前を待つ人がいるという事だ。」
僕を…待つ人…? 僕はとっくに身を引いたはずなのに?
どんな人物だ?あの世界はいったいどのように進化したのだ?
そう思うと右手がうずく。
「ほほほほほ、どうやらお前もあの世界やりたいことがあるようだな。」
僕が右手をじっと見つめると神は僕の頭の中を見抜いていた。
「ほんとはいってみたいのであろう?」
初めてネットに書くので四苦八苦しましたヾ(・ω・`;)ノ 誤字脱字などありましたら、すみません! それでは!