7.ボス部屋らしいです
体調を壊してしまい、いつも以上に文章がめちゃくちゃだと思います。すみません
探索しながら奥へ進んでいくと私と父さんは大きめの扉の前に着いた。他の扉は木か石でできた扉に対してこの扉は金属で作られ、多くの魔法陣が描かれている。例えるならRPGとかでボスキャラが待ち受ける部屋とか、そんな感じ。
絶対何かあるよここ。
「ここ以外はフィーアと調べ尽くしたんだが、この向こうにいる魔物がどうしても倒せなくてこれ以上奥に進めれないんだ。抜け道とかそういったものも無いし」
横にいた父さんがそんなことを言い出した。へー。だから宝箱とかそういう類のものが全く見つからなかったのか。…ん?
「私そんなの聞いてなかったよ?」
「聞かれなかったから言わなかったけど、言ったほうがよかったか?」
……返せっ!!無駄にした1時間半を返せっ!!言ってくれれば無駄な探索なんてせずにすぐこっち来たのに!!
はぁ……。もう過ぎたことだから仕方ないけどさ。それより、思ったことを聞いてみる。
「何でお父さんとお母さんの2人でも勝てないの?」
父さんが強いのはもう知っている。そしてそれにお母さんがプラスされるのだ。どうして勝てないんだろう。
「なぜかその魔物には物理攻撃が全く効かないんだ。魔法で攻撃すれば良いんだろうが、俺は強化、フィーアは回復の魔法しか使えないからな」
なるほどね。もしかして私を連れてきた理由ってそれか!?
「アリアなら倒せるかと思ってな。攻撃は全て防ぐから攻撃を頼む」
………まじかよ。ホントにそのために連れてきたのかよ父さん。
まぁ、これも魔道書のためだと思えばどうってこと無いかな。
「お父さん」
「ん?どうした?」
「ちょっと試したいことがあるから下がっててくれる?」
誰かさんのせいでろくな戦闘もできなかったからね。練習くらいしても良いだろう。深呼吸して頭を空っぽにする
イメージする 私の周りに浮かぶ 魔力によって造られし 100の剣を
鈴の音のような音と共にイメージが具現化する。おぉ!私すごい。本当にできた。
よし!これなら物理では無いし、いけそうだ。魔法を解き父さんの方を見る。
「危ないから後ろに下がってて良いよ」
私はそう言って扉を開け、魔物と対峙した。
待ってろよ魔道書!!
やっとそれらしい魔法が出てホッとしてます。