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2.魔法が使えるようです

 月日として8年が経ち、喋れるようになり、文字の読み書きができるようになった。さすが異世界…発音は日本語のくせに文字が全然違う………。

 そして、両親のこともわかった。

 お父さんの名前はキース、お母さんの名前はフィーア。お父さんは騎士で、それも近衛騎士。お母さんは名の知れた魔法使...らしい。まだお父さんの方はまだ剣持ってるし庭でよく稽古してるから信じれる。でもお母さんの方はあんまり信じれないかな。

 やっぱりそういった場面を見てないからなのかな?私の中で、ただの天然美女というイメージしかない。だって

 朝起きたら「アリアーご飯できたわよー」とか言いながら真っ黒に焦げた卵焼き出す事もあった。しかも1日に必ずと言っていいほどコップかお皿割るし……。

 名の知れたとか絶対地域限定でしょ。しかも言ったのが自分から(しかもドヤ顔付き)だったし。良い人には変わりないけど、ちょっと抜けてるというかなんというか…。

 そんなことは置いといて、私は最近勉強のためにお父さんの書斎にある本を読み漁っている。魔法に関しての本や、剣術の本。そしてこの世界の政治についての本など種類が沢山あるから飽きることはまず無い。

 たまに読めない文字がありお父さんに教えてもらうのだが、気配を殺して後ろから近づいてくるのはホントやめて欲しい。

 振り返った瞬間に悲鳴をあげてしまうから…。しかもその度にお父さん拗ねちゃうし……。ごめんって、悪気はないから拗ねないでお父さん……。

    ペラリ…

 こんな考え事をしていると、魔法の基本と言う本が目に入ったので手に取ってめくる。魔法という存在あることは知っていたけどお母さんが使うところを見たことがないし、使い方がわからなかったのでちょうど良い。


この世界には魔法があり、攻撃、防御、強化、回復、創造の5種類に分けられる。また、それを使うのには魔力がいる。その魔力は生まれた時にどれくらいの量か大体決まっている。そして使えば減る。時間かポーションを使うことにより回復する。


 ふむふむ。魔力はゲームとかに良くあるMPみたいな感じで良いかな?

 魔法の使い方というページがあったので、とりあえず簡単そうな攻撃系の魔法を使ってみる。本によるとイメージするだけで良いらしい、へー。掌からなんか変な物出る感じで良いか?まぁ、初めてだしうまくできないでしょ………ふんっ!!

  ぽうっ

 お?おぉ?力がホントに掌に集まってくる。あ、ちょ、待って待って待って!?ここそういえば書斎じゃん!!お父さんの書斎!!こんなのぶっ放したら壊れる!!あぁぁぁぁぁどうしよう!?

 1人部屋でパニックになる。止め方もわからないし、被害を最小限に抑えるために窓に手をかざす。そこまでの威力は出ないだろうと思ったその瞬間

   ドォォォォンっ!!

 窓とその周辺の壁が爆散した。

 今回も台詞がほとんど無いですね…。次回からやっと会話が出てきます

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