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赤の女神?いやいや私は真っ黒よ?  作者: ただの酔っ払い
第1章私が大魔王である!
5/8

こんにちはぁ


ああお母様シェラは元気です。

でももう駄目かもしれません、アレは人の革を被った化物です。

大盗賊団土竜の調査なんて受けなければよかったきっと潜入した馬車にいたあいつは下っ端だったのだ

そしてあの少女アレが大幹部だ間違いない、新参者の下っ端に土竜の名前を使われてきっと激怒したのだ、最初はおとなしげだったのに急に空気が変わったんだもん、同じ仲間内でもあの所業バラバラ殺人なんてものじゃない、みじん切りよ!指パッチンもできないような子供なのにあの残虐性間違いないわ

とにかく走って逃げるこれに尽きる攫われてた子を助けるなんて私には無理ぜったいに無理、あんなのと戦うとか無理素手よ素手!三人でやっと持ち上げれたごっつい金棒ずっと探してたのに素手でみじん切りよ!あんなのに金棒で殴られたら消滅してしまう!何がAランク潜入ミッションよ!軽くSは行ってそうじゃない!

ああ!子どもたちおいてきちゃった!でも仕方ないよね、あんなのもう無理お家帰りたいごめんね、ごめんね、優しげな幹部の人ならきっと多分少しは我慢してくれると思いますから!ギルドにこのことはちゃんと報告するから!



「なんであんたもこっちに逃げてきてるのよ!」


今回のミッションの相方棍棒使いの男、グレンだ一応私と同じランクAの冒険者

非常時にはバラバラに退散しようと打ち合わせていたはずなのに


「あんなの無理だろ!一人じゃ絶対無理だって!お前は全身ローブだったから良いかもしれないが俺は顔晒してるんだぜ?一人だと心細くて死んじまうよ!」


なっさけなー、お前それでも男かよ


「なっさけなー、お前それでも男かよ」


「うっさいわい!大体お前もヒドウ町に向かって一直線じゃねぇか人のこと言えねぇだろ!」


「なぁー!こっちはあんたと違ってぴっちぴちの二〇歳よ!アラフォーのおっさんと一緒にして欲しくないわね!後世のためにも殿努めなさいよ!」


「お、おお前ちょっと酷くないか、俺にだって嫁子供がいるんだぜ!」


「そ、それを今持ち出すのは卑怯じゃ無いかな!それに子どもたち置いてきてるんだよ!」


「うううるさいやい!子供立ちのことは今は仕方ないだろ無事を祈るしか無い、おそらく奴隷目的だろうから簡単に殺されることは無いだろう、今はここから少しでも遠くに離れないと・・・って追ってこられてる気がしないんだが」


情けない問答を繰り返した後ピタリと立ち止まる

そういえばそうだ、あんなにも早いのかは分からないが目に見えないほどの攻撃を繰り出してくるのだ、私達なんて一瞬でやられても仕方がない・・・


「奇遇ね私もよ、ちょっと気づくのが遅かったかしら、一晩中走ってたみたいね、もう町の目の前よ」


「仕方ないだろ、それだけ必死だったんだ、すぐにでもギルドマスターに報告しよう」



○○○○○○○○○○○○○○○



「マスターはいる!?」


朝の気だるげなギルド内を声を荒げながら私とグレンで歩く

びっくりした様子の受付嬢ジュリと目が合う


「どうしたんですかシェラさん、そんなに慌てて潜入依頼からまだ3日しか立ってませんよ?」


「緊急よ!未確定だけどほぼ間違いなく土竜はSからOSランクよ!早くマスターに繋いで!これでも命からがら逃げ帰ってきてるの!」


「S以上!?分かりました!すぐにでも呼んできます!」


「ジュリ君もう来てるから大丈夫だよ」


ここのギルドマスターはその辺のマスターとは比べ物にならない、なんせ先代の魔王達7人を討伐した英雄の中のひとりなのだ


「やぁシェラ君一体何事なんだ?話によっては別の「とにかく急いでください!アレは魔王クラスです!」・・・部屋を変えようかジュリ君今開いている部屋は」


「こちらです」


ジュリに案内されてギルド内の一室に向かう


「さて、魔王クラスと言ったね、一体全体どういうことだね」


ジュリは魔王と聞きすぐに部屋を出る


「はい、私とシェラ現在二人で受注している盗賊団土竜の潜入調査の件についてなのですが」


「間違いでなければSランク以上OSランクの冒険者に依頼を移譲したいのです。あの少女おそらく大幹部クラスなのですが動きが全く見えませんでした。一瞬の瞬きもしないうちに人一人が粉々にされました、前兆としてはナイフが切り刻まれたかのように切れ落ちたというところでしょうか」


「そこで私たちは依頼を断念さらわれたと思われる獣人族の子供らの救出を放棄し逃げ帰ってきました」


「応対は不可能だったのかい?それとその大幹部と思われる少女の特徴は?」


「応対は不可能です。申し上げたとおり攻撃方法が視認不可です。戦闘型でもAランクでは戦闘にならなかったでしょう」


「少女の特徴は赤です、長い赤い髪に赤い瞳、間延びした話し方、背は低めで私とは違い大きなものを持っていました、そして得意武器は棍棒のようです白金製の重量のあるものを持ち抱えているようです、重さで言えば私とグレン、それと盗賊3人でやっと抱えられるぐらいでした」


「なるほどね、同業者ということは無いのかい?確認は?」


「緊迫した状況下でしたのでとてもとても、それにアレほどの実力者であれば、特徴的なあの少女、すぐにでも噂は広まるでしょう」


「確かに、それもそうだね、わかったひとまずSランク依頼に格上げしよう、おっても今のところ無いようだから今日はゆっくり休むといい追って連絡させよう」


「分かりました、ではひとまず宿で休まさせてもらいます、シェラ行こう」


「ええ、なるべく早くSランクの人をその・・・」


「わかってるよシェラ君、そこまで思いつめなくても大丈夫だ、すぐに子どもたちを助けるように最善を尽くそう」


「お願いします、では・・・」


精神的にまいってしまった、早くベッドに横になりたい。

個室から酒場にでた、その時だ。


「こんにちはぁ、だれかいるかしら?」


いたのだ、子どもたち手をつなぎ、おんぶしてあの赤い少女が


私の記憶はそこからしばらくない


ジュリ

背1555mm

胸周囲790mm

茶髪


シェラ

背1630mm

胸周囲73mm

黒毛


グレン

背1790mm

胸周囲1060mm

灰毛

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