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赤の女神?いやいや私は真っ黒よ?  作者: ただの酔っ払い
第1章私が大魔王である!
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お姉ちゃんですよ!


あぁ、失敗した

失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した



「大丈夫?聞こえているかしら?ねぇ返してくれないかしら?」


失敗した


「何なんだよお前はァッ!!」


表情は穏やかに笑っているのに笑っていない

何も感じない、存在を感じ取れない、そこにいるのにわからない次元が違う

違いすぎる

どこで間違った


「何が何が俺ばっかり、なんでこんな目に・・・俺は盗賊に妻をさらわれて仕方なっ・・・」


どうして声が出ない、なんで荷台の幌の隙間から手が・・・・

ああ、失敗した・・・・




○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○


酷く恐慌状態になったカノンの首にナイフが突き刺さる

あの様子からすればカノンは黒幕ではなかったようだ


「あらぁひどいわねぇ、話をしている最中に首にナイフを投げるなんて」


「奴は余計なことを口走った、黙って言うことを聞いていれば良かったものを、せっかく時間を掛けて洗脳してきたというのに」


そう盗賊が口にしながら荷台から3人飛び降りてくる。

一人は半裸ナイフに一人は毛皮に棍棒男、それに全身ローブに仮面の鉈か


「そう、それで私の金棒を知らないかしら?見当たらないの」


「女貴様舐めているのか?」


私の言葉にナイフの男が表情を歪めて苛立ちの言葉を放ってくる。


「舐めるぅ?舐めないで貰いたいわねぇ、あなた達のような虫けら舐める価値もないわよ、良いから私の金棒を返しなさい、魔王の顔も三度まで、次はないわ」


「それが舐めてるって言うんだよ!チビのくせいいもん持ってるから使ってやろうと思ってたが、【土竜】の一員である俺らをこねにしやがって許さねぇおめぇらぶっ殺すぞ!」

「おう!」

「仕方ない」


話の通じない奴らだ、私の質問にも答えない、声もうるさい

少し大きめに聞いてあげましょうか


「ねぇもぐらさん?、私の質問には答えてくれないのかしら!」


「しらねぇよんなもん、大体ドリュウだ!もぐらじゃねぇ!やっち「そう、そういうこと言っちゃうのね」ま・・・は?」


嫌な夢を見て、機嫌がよく無いのに


「せっかく、優しく、何度も、チャンスを、寝起きで、機嫌が悪いのに、聞いてあげたのに、そういうことを、言っちゃうのね!」


「お前何言ってるんだ?頭おかしいの「死ね」ッ!」


キャン,カチャンカチャンとナイフが数片に崩れ地面に落ちる


「お前一体なにもんだ、何をしやがった!」


「あら、元気、でも答える必要もつもりも無いわ」


「何言ってるんだお前は」


「だってあなた、死んでるもの」


ピチンと指を鳴らす。だが軽い音はならずにぺちっと悲しい光景が生まれた。


プッとローブ鉈に笑われる、だが笑われると同時に半裸ナイフから血飛沫が舞、頭部、上半身、下半身がなますになってお別れになる

突然のことに毛皮棍棒男と、ローブ鉈の行動が停止する


「「うぁぁああああっ!」」


二人の脳が理解することを拒んだようだ

毛皮棍棒男とローブ鉈が武器を放り投げてが錯乱して森のなかへ駆け出す

追いかけて反応を見るのも楽しそうだが、金棒のほうが優先だ

比重の重い白金属を使用しているため、どうせ遠くには運べない此処だろうといそいそと荷台を漁る

あっさりと荷台の手前で金棒を見つけたが、声も掛けられた

幼い子供の声


「おねぇちゃんだれ?」


ぴょこんと銀色のきつね耳が生えている、寝起きのためか目がとるぉーんとしている、そばには更に三人ほど寝ている



そう、完全に忘れていた、攫われ系の人たちだった、どうやら獣人が二人、人間が一人のようだ


「ルーシェよ、鬼ごっこをしにきたの」


狐ちゃんと

狼くんと

人くんです

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