表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤の女神?いやいや私は真っ黒よ?  作者: ただの酔っ払い
第1章私が大魔王である!
3/8

私はワガママ

 私は前々から準備していた紺色のロングコートにフードを被り背には身の丈よりも長い金棒を装備する。そしていざ隣国へと向かわんといったところで馬車にのった青年が近づいてくる。


「あのすみませんちょっとよろしいでしょうか、私はカノンと申します行商を生業としております」

「ルーシェよ」

「ルーシェ様とおっしゃいましたか、実は私となり町まで移動しようと思っていたのですがこの辺りは強い魔物は出ないようですがどうにも不安で、護衛隊を雇うには少々手持ち無沙汰でして、良かったら金貨1枚、いえ2枚で護衛を引き受けてはいただけないでしょうか、積荷までとは言いません!どうぞよろしくお願いします!」


怪しい、すごく怪しいぞ・・・・しかしな・・・・まあいいか


「いいよ、カノンだっけさっさと行きましょう。あなたの進むペースはわからないけど早く町を出ないと日が暮れるまでに、ヒゴウ町までつかないわよ」

「すごくあっさり決めましたね。自分で言うのも何ですが私はすごく怪しいですよ、もっと考えたほうがいいのでは」

「私のこと心配してくれるのかしら、でもそれは不要よそこらの有象無象では私に傷一付けることはできないわ、それとあなたいつもそんなにオドオドしているわけ?商人ならもっと堂々としてなさいよ」

「は、ハイ失礼しました!では行きましょう、どうぞ馬車に「あらそう、では遠慮無くっ」おっと」


ちょいとジャンプして馬車の積荷の幌に飛び乗る、跳んだ後に気づいたが今は金棒を背負っているのだった、結構上質な幌で良かった、古く薄くなった麻布では耐えられなかったかもしれない。


「ず随分身軽なのですね、金棒も背負っているのに驚きですよ」

「大したことじゃないわ、そんなことより前見たほうが良いわよ今朝の雨でぬかるんでるところがある、沈むわよ」

「それに目もいいようですね」

 

 やっぱりコイツめっちゃ怪しい、値踏みされてるみたいそれに幌の中から気配を感じる弱々しい気が4つその周りをしっかりしたものが3つ、密猟?いえおとなしすぎるわ人攫いね・・・此処ではダメ町中に仲間がいるかもしれない、ここは

「陽も気持ちいいから寝るわ、何かあったら声をかけて」

「は、ッはいわかりました。ご存分に」


 陽が気持ち良いのは本当、ではお休みなさい


「乳がでかい女は馬鹿だと聞くが本当だな」


 聞こえてるんですけど、まっ黒くろねぶち倒してやるわ














「ねえパパ見てみて!見てってば!」


大きな木の下で、ベンチに座って池を眺めているパパ


「うるさいよルーシェ、今は一番下の子達を見守ることで忙しいんだ、後にしなさい!」


真っ白なおひげに、髪、真っ白だ


「うっぎゃーパパずっとそうじゃん!ずっとずっとそうじゃん!私以外も何人も思ってるんだからね!ベルくんもペイちゃんだっておこってるんだよ!」


そうずっとパパは私たちを見てはくれないの


「あーも静かにしないか!ミカ!ルーシェを外に出しなさい!」


今度は黄色、目も黄色かわいいのは私に似てるからしかたがないね、でもわがままも何も言わない可哀想な子


「でもお父様私の力ではお姉さまには指の一つも・・・」


少し位自分の気持を出してもいいのに


「えーい私の力を貸す、可能性の誕生間際なのだ静かににさせてくれ」


そんな私は真っ赤っ赤、髪も目も血の色だって


「分かりました、ごめんなさいお姉さま、お姉さまは少し落ち着くべきです。抜かれし者よ、ナユタノジョウヘ!」


いつか一緒に



・・・・・・・・・・・



「うっひゃーい!」


おっと下品な声が出てしまったわ


「ど、どうかされましたか!」


あらカノンいたのね


「夢よ、古くて懐かしい夢を見たの火よりも土を愛したパパの夢」


懐かしい夢、イライラするわ


「ねぇ、ところで此処は随分と暗いようねどこかしら、私の金棒、返してくれる?」


カノン

背:1850mm

胸周囲:950mm

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ