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赤の女神?いやいや私は真っ黒よ?  作者: ただの酔っ払い
第1章私が大魔王である!
2/8

期待の新人って事で

Side―ニーナ―


今日も朝からテーブルを拭き上げながらルーシェと会話する。ルーシェはちょっと頭がアレで黒いが根はいいやつだ、胸がもう少し小さかったらもう少し仲良くなれたと思う。そんな小さくておっぱい女が突拍子もないことを豪語しだした。


「よし、もうこことはおさらばよ!」

「嫌、何言ってんのよ、意味分からないわよ、いくらここに来るお客さんがちょっとアレな

人たちばかりと言っても、だいたい此処を出て行ってどうするのよ、冒険者にでもなるつもりなの?」

「何よ、わかってるじゃない、勇者とか言う奴が召喚されたっていうのに城に引篭って特訓ばかりで街に出もさせないらしいじゃない、それに此処にいてもろくな話も聞けないわ、大体この私を差し置いて魔王だなんて許せないわよ!だったら自分が体現しに行けばいいじゃないってすんぽうよ!」

「はぁ、半分くらいいみわからないけどまあいいわどうせ新しい娘も来るみたいだしせいぜいオーク姫とかにならないように注意しなさいよ」

「誰に物言ってるのよ、いくら小さくされたって言ってもそんじょそこらの魔物じゃ私に傷一つ付けることだってかなわないわ!」


 この娘は本当に馬鹿だ魔力の魔の字も感じさせないくらい魔力も無いくせに自分魔王とか言っている。この町近くの街道は大した魔物は出現したことは一度足りとも無いが、なんせ魔力も何も無い小娘だ、うぅんどうしたものやら。


「何難しい顔しながら唸ってるのよ?私を心配してるの?時間のムダよ?」

「うっさいバーカバーカ乳女!オークの女にでもなってしまえぇ!」

「ちょっと何泣きながら抱きついてんのよ、寂しくなるのが嫌なんでしょ」


 ルーシェはふふっと鼻で笑いながら余裕そうな笑みを浮かべる


「黙れぇ!さっさと冒険者にでもなってどっかに行けー!」


 違う、こんなことが言いたいんじゃない


「はいはい、そのうちみやげ話してあげるから泣かないの、実はもうマスターには言ってあるのこのテーブル吹いたら私もう行くから!」


 さっさと拭き上げて、ギルドの受付嬢と話しながらさらさらと手続きを済ませてトコトコと出口へと歩いて行ってしまった


「ま!まだ!席は残しておくから、い何時でも!戻って来なさい!」


 ルーシェの手をひらひらさせながら歩く後ろ姿は笑っている気がした。


Side―ルーシェ―


 一応お友達に伝えたことだしさっさとギルド登録していくとしますかな。私は金髪の受付嬢に近づく


「はぁいエリス今日も金糸の巻髪が素敵ね」

「またそんな軽口を、だいたい女性に褒められてもあまりうれしくありませんよ。」

「あらツレナイ、それでマスターから聞いてると思うけど」

「ああ、冒険者登録ですね、ハイ知ってはおられると思いますが一応規則ですので説明させていただきますね。とりあえずそれではルーシェさんにはまずこのシートに記入をお願いしますね」


 エリスから登録用紙をもらう、登録用紙は簡単だ冒険者名と本名、特技と登録時の年齢、性別に○を着けるだけ。


「はい、書けたわ」


「ハイ、ありがとうごじゃ、ございます。えぇと


冒険者名:ルーシェ


本名:ルーシェ・レッドリオン・サタナール


特技:噛みつき


年齢:15


性別:女


噛みつきってそのぉ、せめて剣とか」

「あらこれでいいのよ、昔は大きな口の一噛みで羽虫(天使)共を蹴散らしていたわ」

「羽虫を口にって女の子が言うセリフじゃありませんよそれにルーシェさんは小口です、別に良いですけど・・・」

「なら良いじゃない、期待の新人って事で」

「ハイではこの用紙を水晶板に置いて、ルーシェさんお手をこの上に、ちょっと痛いかもしれませんが我慢してくださいね。」


いつも不思議に思う、この登録方法はどうなんだろう

とす、っと水晶から針が生えてきて用紙と私の手のひらを刺す。


「ハイ、これで書き込みは終了です。ではこれをこうして、ハイ登録完了です!」


エリスは透明からルビー色に染まった水晶板を手早く回収し、手元の水晶球に当てる、ちょっと光って登録完了


「ではルーシェさんこの水晶板をこれがギルドカードになります。本名は、ギルドと本人さまでしか確認することはできません」

「ええ、わかったわ」

「では説明をさせていただきますね、

まず初めに禁則行動について、これは単純です。一般市民に手を出さない争わないです。しかし正当防衛はこれに含みません、ですが、むやみに煽る等の行動がなされた場合は手を出したと判断し、犯罪奴隷になりますご注意を、

では次に依頼と報酬について、依頼はご存知クエストボードから自分のランクに応じた依頼を受付に提示ください、大丈夫だと受付が判断した場合のみギルドカードに受注した証を転写させて頂きます。依頼が達成された場合は済の文字ができますのでご安心を、その後ギルドにギルドカードを提示していただければ報酬をお支払い致します。なお受注して依頼期限から一週間過ぎて報告があった場合は、元の報酬の7割をカットしなければなりませんのでご注意を、

最後にランクです。現在ルーシェさんはFランクです。F~Aランクまでが通常依頼を達成貢献していただくことでそれに応じてギルドからランクアップをお願いします。なお拒否することもできますのでご安心ください、またAランク以上にSランク、OSランクがありますが、普通の人間には無理ですのでご安心をつまるところ英雄クラスです。なお特例として数段階ランクアップのお願いをする場合もありますが、あくまで特例ですので命を大事にお願いします。

以上ですがご質問はあられますか?」

「いえ無いわ、と言いたいところだけど、よくそんなに喋って疲れないわね」

「お仕事ですので、いえ疲れますよ普通に」

「そうなのね、まぁいろいろ喋っても去りづらくなるからもう行くわ」

「残念です、今日は依頼を受けていかれますか?」

「いえ、もうこの町にはしばらく戻るつもりは無いから受けないわ」

「そうですか、ではおみやげ話に期待するとします。ご安全に」

「ええまた、元気に合いましょう」


短い間だったけど、この町には世話になったな、ではまたそのうちにでも来るとしますよ。

この世の全てものに私を認めさせてから。



「ま!まだ!席は残しておくから、い何時でも!戻って来なさい!」


ふふふ、面白いわぁ

エリス

背:1680mm金糸

胸周囲:820mm

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