表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤の女神?いやいや私は真っ黒よ?  作者: ただの酔っ払い
第1章私が大魔王である!
1/8

ムジョージギルドのウエイトレス?

「ルーシェちゃんこっちこっちぃ!」

「はいはぁい!今行きますよー!」


ここは冒険者ギルド、ムジョージ町にあるムジョージギルドの酒場

私はここでウエイトレスをやっている


「はぁいゲイル、昼間からずっと居るみたいね、依頼は受けたの?」

ゴチュウモンハナンデスカァと筋肉モリモリの黒光りハゲき問い掛ける


「ルーシェちゃんの働きぶりを見てたら、依頼なんて受ける気が無くなっちゃってな、あ、ビールある?」


ゲイルもか、自分で言うのはアレだが私はモテるすっごくモテる小さくて庇護欲を駆り立てそうな外見している。なのにおっぱいがなかなか大きい、命の危険が迫ると生殖本能が強くなると言うが、常に命を賭けている冒険者達には私や他のウエイトレスは格好の性の捌け口なのだろう、ムジョージのギルドは最も魔王から遠いギルドと言われているが遠いだけで皆命を張っている。きっと色々思うことがあるのだろう、たまにはこうやって一日中家庭をほっぽり出しても酒を飲みに来る輩が沸いてくる。


「ゲイル、ビールはあるわでも今は私アルコールはあまり出したく無いの、だって今は町の近くに土トカゲ(サンドドラゴン)が居るらしいの、私不安で実力者にお酒は出したく無いわ」うるうる


私は涙目でゲイルの前で膝をつき上目遣いで訴えかける

するとゲイルは


「何だってルーシェちゃんを怯えさせるような奴がのうのうと村の周りを闊歩しているのか!許せん任せろルーシェちゃん!俺がそんな土トカゲぶっ飛ばしてやるぜ!」


何て単純、私は悠々と肩を揺らして歩いていくゲイルを眺めながら小さく呟く


「ハゲ、さっさと働きアリの役目を果たしなさいな」

「あなたってめちゃくちゃ可愛くて綺麗肌もなかなか白いのに、真っ黒だよね」


私が発した言葉に同僚のニーナが不思議そうに尋ねてくる。私は気分が良くなりこう答える。


「あら、いってなかったかしらニーナ、私はルーシェ、ルーシェ・レッドリオン・サタナール、原始の人類に知恵の実を食べさせた蛇、神に敵対した黙示録の竜よ?」

「ハイハイ、もう15になったんだからそんなゴッコ遊びはやめて卵焼きでも焼く練習をすると良いわぁ」


でもいっつもこれだ、だぁれも私が巨悪の存在だとは気づかない、かつて一つの星を覆い尽くすような巨大な存在だった私だが、父上とその子供達に愛してもらえず嫉妬して家出して、お説教されて今ではただの人間の少女である。


「やれやれ、いつになったら大きくなれるものかしら、いっそ旅に出てしまうのも面白いかもしれないわね」

「んだってこん畜生!んなデケェ乳袋オッ下げて喧嘩売ってんのかこらぁ!」ムニムニムニ!

「ちょっと、こらっ!止めなさい!」


人間の姿になって開放されてから15年の月日が経ったが、色々な意思を目にしてきた


「ふふふ、やっぱり人はパパに目を懸けて貰えてとても面白いのね」


私の独り言は誰にも届かない


ルーシェ

背:1500mm

胸周囲:850mm



ニーナ

背:165mm

胸周囲:780mm

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ