2017.3.28
身の回りのちょっとした不幸は、
みんな妖精のしわざなんだ。
目に見えない小さな妖精たちが、
ケチなイタズラをするってワケ。
目の前で信号が赤になる妖精
むせる妖精
雪が雨に変わって結局積もらない妖精
トイレに誰かが入っている妖精
つまずき妖精
ハズレ妖精
良い詩が思い浮かばない妖精
寝すごし妖精
二度寝妖精
目覚ましセットしたはずなのに妖精
顔は分かるけど名前が出てこない妖精
財布に小銭が多い妖精
野良猫に餌をやるだけ妖精
バレンタイン家族だけ妖精
来ると確信した若手芸人がなかなか売れない妖精
ばいきんまんに一度はやられるアンパンマン妖精
深爪妖精
身の回りのとんでもない不幸は、
ぜんぶ妖精のしわざなんだ。
ーー「妖精のせい2」
『詩とファンタジー No.15 2011 夏眺号』に掲載された、「妖精のせい」の改編かつ続編です。やなせ先生に指摘された部分を直しつつ、ネタはほぼ全て新作です。『雑詩集』に妖精のせいを載せた時、新作を作ろうかなと書いたのですが、あっという間に完成することができました。ネタを全て思いつくのに30分もかかってないと思います。くだらないことを考えるのは得意かもですね(笑) ただ本当に面白いと感じてもらえるかは、不安しかないです……。一生懸命書いたので、読んでもらえると嬉しいです。感想、批評お気軽に軽い気持ちで書いて下さいませ。ぜひぜひ、お待ちしています!