#01 おすすめのドラマ・小説「「腐女子うっかりゲイに告る。」「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」について語る。
「檸=」れもんのれ♪ のレモンのレです。「#なう」を読んでいた方はお久しぶりです!
こちらのエッセイではレモンのレのオススメを書いていきたいと思います。レシピとかも載せる予定です。
はじめまして。檸=で「れもんのれ」と申します。
わたくしレモンのレは「#なう」から生まれたキャラクター、、、ではないな、、、そちらでも使っていた名前なんですが、ふふふの国の住人です♪
あ、待って待って! まだバックしないでくだされ! つまり腐○○です。といえばお分かりいただけたでしょうか?
そんなわけで新ドラマが発表される時期になると必ずそれっぽい話がないか随時内容をチェックしています腐腐腐、、、
そして今期がすごかった!
NHKが、あのお堅そうな局がやってくれました!
ありがとうNHK! 腐腐腐の国の夜明けぜよ! (ToT)感涙
この先も後もきっとレにとって今年一番感動したドラマになるであろうドラマとの出逢いがここにっっ!!
タイトルは「腐女子、うっかりゲイに告る。」
わああ、谷原章介さんがゲイの役って想像できないな。この金子大地さんて、えっ「おっさんずラブ」のマロ? え? 全然気付かなかった~!? てかタイプかも、、、赤面
この二人が絡むの? あーでもNHKだから他の局もそうだったけど軽くチュッで終わりだろうな、、、よしっRECしてチェックだ( ̄^ ̄)キリッ
そしていざ見てみたらひっくり返りました。すってん←それぐらい驚いたってこと
だっていきなりラブシーンあるし、ちゅーもちゅーなんてかわいらしいもんじゃなく、ガッツリ濃厚な大人の、、、だし。。。(///∇///)いやん、ありがとう、エヌエイチケ~
いやーいい時代になったもんだぜよ、夜明けぜよ~
今まで見たBLドラマは配役など違和感を覚えることが多かったんですが、今作はレの中でナンバーワンの仕上がりです! 俳優さんのビジュアルも配役も演技力も素晴らしく、何よりも映像が美しい。純とマコトさんのキスシーンの自然なこと! 本物の恋人同士に見えました。谷原さん(マコト)の金子さん(純)の頭を撫でる手付き、抱き寄せるしぐさ眼差し、どれをとっても違和感がなく恍惚として見入ってしまいました。金子さん(純)のマコトさんを見る時の上目使いや、小悪魔的な目もかわいくて愛おしかったですω 他のドラマは演技とはいえ同性同士ともなるとどこかに抵抗感が見え隠れしているのが垣間見えるのですが、このドラマのお二方にはそれが全くなかった。それが見ていてとても心地よくて、いけないことをしているんだけど応援したい気持ちにさせられてしまいました。でも純くんを思う三浦さんも本当にキラッキラしていてかわいらしかったなあ・・・複雑
そしてすごいのが音楽! レはQUEENのこと有名な歌を何曲かどこかで聴いたことがある程度しか知らないんですが、見せ場のところで流れるQUEENの音楽がドラマに絶妙にマッチしていてどこかレトロで力強い生命力溢れる色彩を添えています。
同じゲイで境遇が似た者同士のファーレンハイトとのチャットで会話するシーンも印象的でした。ファーレンハイトの難解で哲学的な言葉や思考、それと絡み合うQUEENのボーカル、フレディやその音楽の話。作者さんのQUEEN愛やフレディに対する敬意が伝わってきました。これだけいろんな要素を詰め込んでいるのに、ただ言いたいことを言いたいだけ言っているのではなく、どれもにちゃんと関連性や意味を持たせているところがすごくてこの作者さんには尊敬してしまいます。他の作品も読んで勉強しようと思うレです(#^.^#)憧れ
最初はBL見たさに、そんな腐純(不純)な動機から始まったんですが、、、
話が進むにつれ、そんな腐思考の人間だけが喜ぶような軽い内容ではなかったと気付きました。
もっと現実的なことが描かれていて、腐女子が思い描いているBLの世界と現実のゲイはこんなにも違うのかと衝撃を受けました。それでもいくつか疑問に思っていたことは同じだったり。BL漫画はリアルとは違う。リアルはもっと大変だし、結ばれるなんて奇跡に近い。性交も恋愛もあんなにスムーズにはいかないんだと。そうですよね、ノーマル(ストレート)な男女が出会って結ばれるのも奇跡かもしれないのに、LGBTの人が性別の垣根を越え、または同じ性的マイノリティの人と結ばれるなんてどれだけ大変な事か。ふつうに生活していたらほぼ無理そうですよね。だから特別な方法で出逢いを探したり・・・
BLがファンタジーという人がいますが、そういうことなんでしょうね。ゲイの人から見たら御伽噺にいか思えないのかも。でもBL好きとしてはBLは夢の世界で、現実逃避になるかもしれませんが、あれはあれで夢があっていいと思いますw9
ただあのドラマを見て現実のゲイの人の事情を知ることで、彼らの抱えている苦悩が痛いほど伝わってきたのでこれから彼らに対する見方が変わる気がします。ドラマを見てあの作品のことをさらにもっと知りたくなり、原作も検索して調べました。カク〇ムに原作の小説があると知り、最後まで読みました。そうせずにはいられなくなったんです。といいますのもドラマの展開で思いもよらぬことが起きて辛くて、主人公の純が可哀そうになっていたたまれなくて、ドラマでいきなり結末を見るよりも、心の準備をするために原作を先に読んでおきたかったんです。ドラマはまだ放送中なのでその感想は伏せておきます。
主人公の純の台詞に個人的には一番切なくて忘れられない言葉があります。
「僕たちみたいな人間は、どうして生まれて来るのかな?」と自分の存在意義を問う言葉です。
その言葉は純のようなゲイに限らず、自分が周りの人間とは違うとか、なにかしら劣等感や疎外感を感じている人は共感できる感情だと思います。私は劣等感が強いのでこの台詞に心が共鳴して泣きそうになりました。
最後に、この作品に出逢えたことで私はいろんな驚きや勇気をもらえました。
相変わらずうまくまとめられませんでしたが、BL以外も含めて私にとって一番お気に入りの作品になりました。この感動を分かち合えたら幸いです。ではこの辺で。。。
【今回紹介した作品情報】↓↓
ドラマ「腐女子うっかりゲイに告る。」はNHK総合で毎週土曜夜11:30から放送中。
原作は浅原ナオトさん著の「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」
すぃーゆーあげーん♪