表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/77

アメリカ

 フォウが求めていた反応をくれた。ただ違うのを説明するのが大変だった。最後はミルも加わって幻影の魔法だと答えて置いた。あるかどうか知らないけど、ミルが納得してくれたので良い。別世界で久しぶりの日本探索楽しいわ。考えれば何かあるのかもしれないけど、最終的には攻略したら僕消してしまう気でいた。感傷的になる気持が無いか?と言えば嘘だけど。だからこそ使えそうなものはかたっぱしからバッグに入れていた。次は、ゆ○くろ、し○むら。服を選んでバッグに放り込んだ。ただ後でいっぱいにならないようにそれなりに気をつけて。服は使える。自分の発想が貧困なのか?結局コンビニが一番良かったなと…。こりゃ他の冒険者は去っていくわ。


 フロアモンスターは意外にもサイクロプス。何が意外かと言えばこの階でこれが出るのか。ゴブリンとかが通常なので舐めていた。だから皆去っていくのか。ダンジョン地下2階。英語の看板が並ぶ。やってきましたアメリカ。なんとなくそれっぽいの分かるので、英語だけどまずは食い物探し。モンスターは犬達。シュールだ…。うーんモンスターどうにかならなかったのかな。現代と言う時代はモンスターが生きられない世界なのかも。だから借り物のモンスター達。イギリスかもしれないじゃないか?なんとなく映画で見たアメリカっぽい。イギリスと言えばファンタジーの本場モンスターが馴染むに決まってる。この浮いた感じアメリカだ。それにみようによってはモンスターホラーで見慣れた風景にも見える。アメリカであってくれないと困るのが銃を探していた。ただメンテナンスが出来ないから記念にって思いがある。結構見つかるものだな…。


「まあ見てて」


 そういって僕は拾った空き缶を狙い撃ちにした。ちょっと音にビビった。当たらなくて、どんどん近づいてやっと当たった。


「見た見た?これ武器なんだよ」


 フォウが関心を示した。


「ああこっち向けるなー」

「当たった当たった」


 弓ならこっちでもあるので弓と矢みたいなものだと説明してバッグに弾と銃を放り込んだ。


 もうアメリカ良いや。僕らはフロアモンスターグリフォンを倒しに行った。どうも通常モンスターとの差がアンバランスな世界だな。これってもしかしていろいろ借り物モンスターだからおかしなことになってるのかも。どっちにしてもダンジョンがどういう理屈で動いてるのか?さっぱり分からないので良いんだけど。


 3階まで来てもうどこか?分からなかった。でも家とか分かるので勝手に拝借して食事を取り寝させてもらう事にした。


「そういえばさ僕皆に言ってなかったと思う。この世界の住人じゃない。今のこのダンジョンが元住んでいたところと似ている。皆不思議に思ったでしょ?僕が奇妙なもの何に使うか?分かってるから」

「私は知ってました。一部記憶が一体化によって共有するためです。ただ実際見てこういうものなのかって驚きはありましたよ」

[僕は昔からモンスターとして生まれただけだからな]

「でもさダンジョンモンスターも不思議だよな。生まれたばかりなのに当たり前の様に動けるし」

[良く分からない事も多い。そもそも僕みたいに人間に混じって外に出たモンスターなんて居ないんじゃないかな]

「フォウは例外過ぎて参考にならんよな」

《特に何かいう事も無かったから言わなかったけど、僕も言ったほうが良いのかな?》

「何かそういう流れになってるよね。ミル別に無理しなくて良いよ」

《一つだけ、義父さんについてで、僕が知る限りは悪い人じゃないと思う》

「僕もそれは思ってるよ」


 別に強要するつもりじゃなかったけど、ミルに無理矢理ちょっとずつ過去言わせようとするみたいになってしまった。知りたくないって言えば嘘になるけど、特に気にして無いんだよな。別に僕言えないことをやっと言えたみたいな事じゃない。言っても仕方ないから言わなくて、今日の行動疑問だと思うから言っただけなんだよな。



 別に強要するつもりじゃなかったけど、ミルに無理矢理ちょっとずつ過去言わせようとするみたいになってしまった。知りたくないって言えば嘘になるけど、特に気にして無いんだよな。別に僕言えないことをやっと言えたみたいな事じゃない。言っても仕方ないから言わなくて、今日の行動疑問だと思うから言っただけなんだよな。


 3階はアント達だった。なんかやっぱ通常モンスターはしょぼいよな。使えそうなものを見繕ってすぐにフロアモンスターにたどり着いた。いつも思うけど結構地形がアスレチックや迷路みたいになってて凝ってるんだよな。舗装された道、歩きやすい道。こういうのだとモンスターうろうろしてても避けて逃げてしまうのも在る。さっさとクリアしたいのがあるかも。ただし、意外にここ掘り出し物が多い。最初ゴミ覚悟だったからそれに較べると使えるものすごくある。金にはならんだろうが。こうやって変なダンジョン一杯あるなら珍しいもの集めて雑貨さんとかも将来ありか?店持つならもうちょっと金要るな。ただ仕入れがタダなのは美味しいな。オーガ出てきたよ。何かフロアモンスターだけはすごいなここ。さくっと終ったなヌシ強かったな…。あれからオーガ強いと思えない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ