表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
326/451

アリシア外伝・窓の外の雪 18

「あの、アリシアさん……一つ聞きたいことがあるのですけど……」


「はい?」


「前から少し疑問だったのですけど…………」


「うん?」


「何か変だなとは思っていたけれど…………」


「うん。それで?」


「ちょっと聞きづらいのですけど…………あの……その……」


 いいからさっさと言えっ!

 イライラするっ!!


「あの、僕と兄様ってちゃんと結婚できますよ、ね?

 だって兄様は前に……『大きくなってもリオンの一番好きな人が俺のままだったら、リオンと結婚するよ』と、昔、僕におっしゃったのです……」


 すがるような大きな瞳。

 どんな美少女も顔負けの妖精のような可憐な姿。

 そんなリオンに子犬みたいな瞳で見つめられ、涙を浮かべられたら嘘でも「うん」と頷きたく…………なるわけがない。


「無理に決まっているわよ」


 私のセリフに、リオンはこの世の終わりのような顔をした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ