表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
319/451

アリシア外伝・窓の外の雪 11

「……ま、まさかパンツまで兄まかせじゃないでしょうね…………」


 イヤミのつもりでボソッと呟くと、


「当然です! 

 今日のパンツは薄い水色に白のラインが入っていて、と~っても可愛いのですよっ!

 それも兄様が吟味して……」


 嬉しげに喋るリオンの口を慌ててふさいだ。そうして外に引きずっていく。

 ああ、恥ずかしかった!!!


 鉄の心臓を持つと言われる私だが、13歳にもなろうかという男の子が兄に買ってもらったパンツの柄を嬉しげに喋る場面には出くわしたことが無い。


 それでなくとも美女の私と美少年のリオンは周りから常にチラチラ見られていて、さっきの会話も店中の人が聞き耳立てていたに違いない。


 ああ、他人の振りしたいっ。

 他人の振りしてダッシュで一人で帰りたいっ!!


 しかし王の好意を無にするわけにもいかないし、今後リオンと仲良くなれる機会があるとも思えない。


 我慢だ私……。

 大人になれ私っ……!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ