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アリシア外伝・窓の外の雪 3

 城から目的地まではそう遠くない。

 乗合馬車を1時間ほど利用し、あとは左右に広がる商店街に沿いながら歩いて20分というところ。


 しかし着くまでの道のりは、大変だった。

 商店街の入り口付近は道具屋がズラッと建ち並んでいるのだが、地図を使いながら進むということが、リオンには難しいようだった。


「え~……っと、あの建物が時計……塔?

 ……だから左に曲がって、それから……う~ん」


 地図を片手に考え込むリオンに、


「時計塔はあれではなくて、赤い屋根がチラッと見えてる高い建物。

 でもって、向こうに見えるのが共同井戸。

 地図の縮尺がここに載ってるでしょ?

 だから、真っ直ぐ30メルトルほど歩いてそれから右よ」


 と、いちいち親切に教えてあげる。

 しかし彼は、それさえうっとうしいらしい。

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