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8.戦火★

挿絵(By みてみん)

 ひとしきり笑った後、ヴァティールは赤い瞳で俺の方を振り向いた。


「よう、エル。久しぶりだなァ! ずいぶん背が伸びたんじゃないか?」


 アリシアが座り込んだまま引きつって言う。


「……アレは一体なんなの? アレもあんたの弟なの?」

 

 答えられずに黙り込む俺の代わりに、魔獣が口を開いた。


「違うな女ァ。ワタシは人間などではない。

 そしてエルは、ワタシの主人だ。

 と言ってもろくに使いこなせもしない能無しだがなァ。

 糞餓鬼が死んで、やっと出て来れたぜッ!」


 そう言って伸びを一つする。


「糞餓鬼のかけてた『邪悪で陰湿な魔縛』もほとんど解けたし、久しぶりに伸び伸び出来て良い気分だ。

 おいエル。風呂の用意だ。それから新しい服もだ。

 女! 兵に命じて城門を開けさせろ。今すぐにだ!!」


 ヴァティールはがなりたてるが、アリシアも兵たちも足がすくんで動けなかった。


「ち。手間のかかる奴等だなァ」


 ヴァティールはあきれたように言いながら頭をかくと、手のひらを城門に向けた。






キリがいいのでココで切ります。

短くてスミマセン!!

挿絵が入るので(?)お許しくださいませ。

でも、別サイトで書いてた頃、挿絵はこんなに大きく表示されなかったな……。

もうちょい小さく表示されてくれないと粗が目立つよ~!!

うわ~ん!!

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