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A-018.0426.1750 甲


 中は思ったより広く、病院の待合室のようなところだった。

 座席に腰掛け、荷物を足元に置く。

 扉が閉まり、機械音声のアナウンスが流れ始めた。

「これより、移動シークエンスに移行します。安全のため、シートベルトの着用をお願いいたします」

 本当だ、車にあるみたいなシートベルトがある。

 かなり揺れるんだろうか。

「シートベルトの着用が確認されました」

「それでは、長楼閣ちょうろうかく発、東京基地行、起動します」

「そのまま座席から動かずお待ちください」

「第一工程、開始」

 ゴウンゴウンと重苦しい機械音が鳴りだす。

 エレベーター内がゆっくりと暗転した。

 続いて四方を囲む壁の下部から光の線が現れ、床から天井まで何度も上下する。

 コピー機の中ってこんな景色なのかも。

 二、三分ほどで光の線が消え、うっすらと明かりがついたものの、室内はやはり暗いままだ。

「第一工程、終了」

 さらに三分ほど待つと、

「第二工程、甲乙両局にて同期完了を確認」

「第三工程、移行を開始します」

「三、二、一」


「シャット」


 機械音がすべて消え、再び室内が暗転した。


お疲れ様です。

次回更新は通常通り3日後、12月5日になります。


あー伏線を撒くのは楽しいなぁと思うところでございますが、やはり回収するとこまでやって初めて意味を成すものですからここで満足しないよう精進してまいります。


次回は長めの回になります。これはネタバレですがあまり進みません。ふぁいっ!

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