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A-018.0426.1749 奴らは汝らの元に来て
改札の先には通路があり、進んでいくと壁に案内板が張り付けてある。
説明はただ一行。
扉前にて時を待て。善意に満ちた部屋が待つ。
突き当りを右折し奥へと進む。
黒を基調にしつつも、シロヘビの模様が壁や床の至る所に彫刻され、どこを見ても水面のように反射している。明るいのにちょっと不気味な雰囲気だった。
黒塗りの扉の前へ立つ。
乗るのはわたしだけらしい。
ピンポン、とエレベーターの聞きなれたチャイムが鳴る。
扉が開かれた。
お疲れ様です。
今回と次回はまた短めです。
その内長めの回があるのでお覚悟を。
次回投稿は通常通り3日後、12月2日を予定しております。
いざ、脱地下。