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A-018.0525.1855 ドミナンス戦6


 町を巡るように山羊を追う。

 もうすぐ町を一周する頃合いで、異変に気づいた。

 ぶつかればビルだって吹き飛ばせそうだった巨体は見る影もなく、山羊の身体が縮んでいた。もしおぞましい片角と浴びた鮮血がそのままでなければ、ぴょんぴょんと跳ねる背中は愛らしく映ったのに。

 さらに、驚いたことが一つ。

 通り道に居た人々がらさず全員、山羊のミーダに支配されている。

 どう追いつこうかと悩んでいると山羊が突然、ブレーキをかけた。

 住宅に囲まれた公園の中央。端っこにサビかけのすべり台とブランコがあるだけで、だだっ広さが目立つ公園の周りに操られた人たちが集められている。

 整えられた戦場。公園に佇む山羊は堂々としている。準備万端と言わんばかりに。

 それでも、わたしの作戦は変わらなかった。

「アスカちゃん。どうする?」

「変更なし、正面突破よ」

「……作戦あるんだよね?」

 藤子が不安そうな声を出した。

「大丈夫。勝算はあるわ。行きましょう」

 地上に降り立ち、ヒカリが寄り添う。藤子も傍に。


 作戦は至ってシンプルだ。


「まずは、翼を増やす!」

 イメージをより、はっきりと。

 ヒカリが呼応し背中に宿った。ミーダを背中に集中させる。

 つぼみがふくらみ、花が咲くように。


 三対六枚の、炎翼が開く。


お疲れ様です。


ってまだ戦闘始まってませんね。すみません。

彼女らは勇猛果敢なので、怯んでいません。危機意識が低いとも言えます。

魚石アスカの攻略法を見せてもらいましょう。


次回更新も一週間後、11月28日の予定です。


鮫浦副隊長はなにやってるんでしょうか。

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