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番外編 純心烈火の翼2


『よーし模擬戦やっても体調崩さなくなったな。だいぶ馴染んできたってことか』

『でも鮫浦副隊長に攻撃が届きません。どうしてですか』

『そうだなぁ、攻撃に意識を割き過ぎて守りがお留守になってるからだろ』

『……』

『悲観せずとも、進歩してるぞ?』

『ですが』

 彼女はB級に上がるために訓練している。なぜB級なのかは分からない。

 現状、試験を受けてもB級には受からないらしい。

『うーん。そうだ、異空間でもなんかできるんだったか』

『はい。攻撃の精度を上げる練習をしてます』

『それっていつ訓練してるんだ?結構忙しいだろ』

『異空間に長時間いても、現実ではものの数分で訓練を済ませられます』

『すごいこと言ってるな、便利とかいう次元じゃない』

『けど、たくさんミーダを消費してしまうのが難点です』

『たくさん?ちなみに今使った分と比べると、どのくらいだ?』

『三倍ほどです』

『は?それ毎日?』

『はい』

『はあ……』

『鮫浦副隊長?』

『その異空間、しばらく使用禁止』

『どうしてですか!?』

『抜けてるとこあったんだな……お前も人間か』

『どういう意味ですか!』

『はっきり言ってほしいのか?間抜け少女』

『子ども扱いしないでください!』

『そこ?』


 言い合いはしつつも、彼女は素直に異空間での訓練を止めた。

 その後、鮫浦黎次は『時間を空ける』と言い、模擬戦もしばらく行わなかった。

 彼女は鬱屈としていたけれど言いつけを守り、待った。

 

 そして、一週間が経ち。

お疲れ様です。


相変わらずのんびり進みます。

魚石アスカは器用な人間ですが、完璧超人ではありませんし、善人でもありません。

人となりが伝わればばば。


次回更新も一週間後、6月13日の予定です。

よろしくお願いします。


我慢は大事。

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