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魔法についていま出来る事

今回かなり短いです。

申し訳ないです。

あれから更に半年が経った。

この頃はやっと侍女による監視も無くなり自由に行動できるようになった。

それからは夕食まではそれまで通りの修行を繰り返した。


同じ事ばかりではつまらないので、前世の漫画で見た技の中で出来そうな技のやり方を考えてみたり、その為に必要な体の動きを修行に取り入れてみたりと、遊びながら修行みたいな感じでやってきた。

気が使えるのも有り、体を強化すれば前世ではできなかった様な超アクロバティックな動きも出来るし、魔力でも同じような事が出来る。

比較すると気での身体強化が10なら魔力は7か8ぐらいな感じだ。


そう、俺はついに魔力を使う術を手に入れたのだ。

侍女の監視が無くなってからの俺の夕食後は一変した。

部屋に戻り一人になると、最初の時の様に無理し過ぎないように注意しながら魔法の研究を始めたのだ。

先ずは初めて発動に成功した白熱電球魔法(以下電球魔法呼称)だ。あの時は魔法が発動したと同時に気を失ってしまった為分からなかったが、あの電球魔法はいつも目にしている光の魔法と違うところが光の色以外にも有った。

それは温度だ。侍女が使っている光の魔法【ライト】は白いLEDのような光を出すだけで、触れないし温度も無い。しかし俺の電球魔法は前世の電球同様の光と同時に温かいぐらいの温度を持っている。

今の若者は豆電球を直接触った事が有るか分からないが、あれは意外と熱い。握るとやけどすることも有るのだ。初めて触った時は予想以上の熱さに驚いたものだ。


まぁそんな話はさておき、俺の電球魔法は熱を持っているのだ。もちろん本物程熱くなく、手を光に入れてもあったかいなと思うぐらいだ。夏場に触ったら不快ぐらいな温度だな。逆に冬なら嬉しいだろう。

まぁそんな事を思いながら電球魔法を観察していたらフッと光が消えてしまった。その後何度か発動して持続時間を計ってみたが、大体10分ぐらいだ。大体なのは俺の部屋に時計等の時間を計る物が無いから大体の体感だからだ。だが、どの魔法も発動してから消えるまでの時間は一定であるようだった。


この事から俺はいくつかの検証を思いついた。

1.温度は変えられるのか

2.持続時間は変えられるのか

3.光量は変えられるのか

4.温度だけを出す事は可能か

5.光だけ出すことは可能か

6.出した後に変更、消去を任意で行えるか

パッと思いついたのはこんなところだ。

しかし、その日は魔力の減少を感じたので一旦研究を止めて眠りについた。


その後はひたすらに思いついた事を試す日々が続いたのだ。

その検証がこの頃一段落して、ある程度の事が分かってきた。


先ず温度や持続時間、光量等発動できている魔法の要素を変更する事は可能で、変更した内容によって消費する魔力量が増減する。


次に温度だけ、光だけを出す事については出来るはずである。何故はずなのかと言うと、光だけを出す事は簡単に出来たのだが温度の方が上手くいっていないのだ。魔力の消費は起こっているのだが熱源の発生を感じられない。感覚的には初めて電球魔法を成功する手前のような感覚だ。

なので、俺の魔法の発動力的なのが足りていないだけだと思っている。


最後に一度発動した魔法への干渉だが、これも可能だった。消すのは、消えろとか消去とか思うだけでその瞬間に消す事が出来た。

変更についても可能だったが、発動する時に変更しておく時より多く魔力を使う事も分かった。


このように色々な検証を無理の無い範囲でやっていた結果、あっという間に半年が過ぎていたのだ。

もちろんこの検証だけでは無く、身体強化魔法等他の魔法の発動にも挑戦していた。

その結果、身体強化、水生成、発火の魔法を使えるようになっている。

これ以外にも色々魔法を増やしたい気持ちは大いにあるのだが、現在一つの魔法を使えるようになるのに時間がかかり過ぎるのだ。なので今は使えるようになった魔法を効率良く、発動ラグを少なく、威力を高くを目標に修行している。


なので、俺は現在日中は気と身体を中心に修行し、夜一人になったら魔法の修行をするという生活をしている。


日中の身体や気の修行に関しては前世の知識も有り順調にできていると思うのだが、魔法に関しては完全に我流なので、この世界のスタンダードを知りたいと思っている。

今まではイメージによる魔法発動に影響があるかと思い魔法の話題を避けてきたので、周りには魔法に興味が無いと思われている節があるが、まだ一歳半の幼児なのだ。急に興味が沸いても問題ないだろう。

そう思い。早速明日魔法について侍女にでも聞いてみようと思い魔法の修行を切り上げて眠りについた。



早くもっと小説内時間を進めたい。。

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