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幼少期④

「はぁ・・・はぁ・・・っもう一回!!」


「がはははは!!!勢いがあっていいぞ!よし、来い!!」



あれから私はすぐにおじいちゃ・・・いえ、おじい様に特訓をお願いした。


おじい様はアクアウィングの前騎士団長、実力は言わずもがな折り紙付きである。

引退したとはいえ今も若い世代の育成に力を入れてるらしく、本人も現役さながらのナイス筋肉。

うん、素晴らしい。


そんな素晴らしい筋肉、いえおじい様は今では私専属だといわんばかりに朝、昼、夕とみっちり傍で技術を叩き込んでくれる。

元々そこまで乗り気ではなかったらしいユリスティアがやる気を見せたのがとても嬉しかったらしい。

おじい様の孫娘に対する愛情は付きっきりの厳しい指導として現れるようだ。


ユリスティアの元々の身体能力の高さに私のやる気が加わったおかげか、

呑み込みの早さは中々のものだった。


「前世ではカンフー映画や新選組に憧れてたから、めちゃくちゃ楽しいわ・・・!!」


中々にハードなおじい様との笑顔はじける訓練が終わった後は、一休憩ののち他国の知識や商学の勉強も進めていった。


そもそも大体の物語は『学校』やら『パーティー』などに行ってるから断罪イベントが発生しているのだ。

ならば、ハナから学校に通わないでいいだけの知識と技術を身に着けてこの国を出て行ってしまえばいい。

学校に通う前にいなくなれば、イベントの発生条件が揃わずにおじゃんになるんじゃないだろうか。



色々と企みながら知識を詰め込んでいく。

なんでも吸収するスポンジのような幼少期の頭脳に大人の精神って反則ではないだろうか。

凄いよこれ。


「お嬢様は大変優秀でいらっしゃいますね。その御歳でここまで学ばれてしまうとは」


その御歳も何もすでに30歳(精神年齢)超えですからね。

カテキョの先生、貴方といい勝負です。言わないけど。



 

にしても流石は騎士団長を務め続けている由緒ある家柄の血。

身体能力だけでなく頭も素材がとてもいい。前世と比べるまでもなく。


「よく言われたっけ、やれば身につく。やらなきゃ身につかん」


学生時代、先生たちにそう言われても

「やったって身につかないんだよ!」って思ってたし、実際身につかなかった。



やって身につくのは限られた人だけ。






やれば身につく。






それを今世で


ようやく理解できた。



いつも読んで下さりありがとうございます!!

今回少し短めですがキリがいいためこれで失礼します。

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