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クリスマスの夜に  作者: Re.Y
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出会い

ジングルベルがなるこの夜、俺、ゆきひさは一人寂しげに帰路につく。街では、カップルたちがイチャコラとしていて子供たちは「今日サンタさん来るかな??」と目を輝かせている。


サンタクロース、本当に要るなら俺はこう願うだろう、、、。


次の人生はイケメンで天才な文武両道な男前にしてくださいと、、、。

あ。追加注文で、可愛い幼馴染とかいたらとってもうれしいです。Fカップの居乳でお願いします!!!

あと、大富豪の家に生まれて、エロい姉ちゃんとかいて、やさしい兄に恵まれていたらなおいいです。


まぁ、サンタさんなんていないってわかってるんだけどな、そもそもサンタクロースってプレゼント系のお願いしかかなえてくれなくね??残念!!灯台下暗しでしたww


とかなんとか一人で突っ込みをいれてさらに悲しくなってきた、、、。


ほんと嫌いだわクリスマス、、、。


クリスマスの夜は友達も彼女と用事があって会ってくれないし、家族はフリーターの俺と一緒にクリスマスを楽しむ気にはなってくれないだろう、、、。


あんまりじゃないか神様!!!まだ、彼女がいないのはいい。いや、よくないが、百歩譲って、千歩譲っていい。そんな俺から職を奪いフリーターにしたてあげ、社会の居場所もなくしその上28歳という現実も同時に襲ってくる、、、。もうこんな世界嫌だ、、、。


俺と同い年の同級生は、出世して部長になったやつもいれば、起業して成功したやつだっている。

そんな輝いている同級生たちに比べて俺は、、、。

今日も寒いな、、、。と独り言をつぶやいて一人帰路に着く。


家に帰ると、まだ夜の八時であったが俺は寝ることにした。早くねてクリスマスを終わらせようと思ったのだ。


今日もお決まりのラジオを聴きながらベッドに横になった。

早く明日になってくれ、、、。


そう願い眠くもないまぶたを強制的に閉じた。


しかし、一向に眠れない。当たり前だ、俺はいつも深夜一時に寝る超がつくほどの夜型人間なのだ。ぼーっとラジオを聞いておけばそのうち眠れるだろうと思いまた強制的にまぶたを閉じようとした瞬間、台所のほうから、ガシャゴシャ、ドガーンとあわただしい音が聞こえた。


何事かと思い台所のほうに走っていくと、なにやら赤い服を着た少年がイテテといいながら頭を掻いていた。


俺はとっさに「君は、誰???」と聞いた。


すると赤い服を着た少年は、「サンタクロースだよ」とめんどくさそうにちょっとぶっきらぼうに言った。


その瞬間俺の頭に大量のはてなマークが浮かんだのは言うまでもない。

サンタクロースなんて今まで全然信じていなっかったし、ましてはこんな子供なイメージではなっかったし、そもそもいねぇし!!とまだ現状を把握していない俺に対して自称サンタが話しかけてきた。


サンタ「おい、そこのクソニート、お前、なんもやることねーんだろ??だったら俺の仕事手伝えよ。」


俺  「な、なんてくそ生意気なサンタなんだ、、、。そもそもサンタなのか?」


サンタ「いかねぇのか??いくのか??はっきりしろよすねかじり」


俺  「い、行きます。。」


こうして俺はこの自称サンタに連れられてサンタの仕事を手伝うハメになったのだった、、、。




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