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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

実験

作者: 相坂 四文
掲載日:2026/09/05

何も考えず書いてたら出来ていました。

僕には記憶がない。

正確には、記憶があったけどなくなった。

朝目が覚めたら、何もかも失っていた。

何が何だか分からないまま、スマホのアラームが鳴る。

最初は分からなかった、それがアラームだって。

アラームという概念がすっぽり抜けていて、大きな音がどこからかするな、うるさいななんて思った。

音が鳴る場所に行き、なっている板状のものを触っていたら何とか音を止めることができた。

何をしている、この音を鳴らしているモノは何なのか?

というより、ここはどこだ?ここ..?

そもそも、僕は誰だ?いや、何だ??

全てを忘れていた。

意味が分からない、どういうことだ。

しばらくぼーっとしていたが、何かしないといけない衝動に襲われ出した。

なぜだか分からないが動かないといけない気がしたんだ。

だから、すぐ動いた。

で、すぐ転んだ。

立ち方や歩き方すら分からない。

でもすぐ動かないといけないって誰かが言ってる。

何で?分からない...分からないけど。

このままじゃ...僕は。


--------------


「...何回目だ?」

「既に10回は超えています。」

「そろそろ限界か...、次の被験者は見つかっているのか?」

「はい、明日にはこちらに移送されてきます。」

「そうか。次の被験者はどのような経歴だ?」

「少年少女を殺し、被害者の歯をアクセサリーにしてネットで販売していた異常者です。」

「たまたま、犯行当時少年であったため、法に守られていました。」

「出所後、すぐに少年を誘拐しようとしたところで事件が発覚致しました。」

「そうか、ならば問題ない。しっかり社会奉仕してもらわねばなるまい。」

「被害者たちやその遺族たちの無念を...。彼らには死ぬまで貢献してもらおう。」

「それが、今の彼らの生きる意味なのだから。」


--------------


僕には記憶がない。

あったのかもしれないけど、今はない。

目の前には白くて何もない空間があるだけ。

僕は...ぼくは何だ?

ここから何かしら広がればいいな。

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